1.どのタイプにするか?
語学学校への申込みが完了すると、いよいよ出発の日程が決まる。そうなると住宅を探したいもの。
これが意外と大変なので要注意。(あくまで個人単独で渡独する場合。会社や学校の後ろ盾があればすぐ決まるだろう。)状況を把握するために、渡独の4ヶ月前くらいからちょくちょくチェックを始めた。
結論から言うと、日本にいる間には部屋は決まらず、ドイツに渡ってからようやく住み家が決定したのである。理由は以下の通り。
まずはひとえに住み家といってもどんなものがあるかと言うと以下の4つ。
1) 一人暮らし用の賃貸物件 相場:€350〜
2) WG いわゆるシェアハウス (ドイツでは非常に一般的。サラリーマンもWGに住んでいる。) 相場:€200〜€450
3) 学生寮 相場:〜€350
4) ホームステイ 相場:€400前後?
ドイツの人と交流をしたいと考えていたため、1)は却下。そして4)は非常に数が少なく断念。
2),3)で探すこととした。
2.部屋を探すためのサイト
一番のお勧めはWG gesucht.deである。
WGと名前が付いているが、通常の賃貸物件や寮も載っている。
英語での検索も可能。部屋の説明などはドイツ語だが翻訳ボタンが付いている。
検索には慣れが必要だが、使い勝手は悪くない。
そのほかにはscout24(一般賃貸住宅)、地元紙MAIN POSTの検索ページ(ドイツ語)など。
ちなみにホームステイはこちらが有名。
3.学生寮について
まずは3)学生寮について調べてみた。
ヴュルツブルグにはユリウス・マクシミリアン大学(通称 ヴュルツブルグ大学)という学生数20,000人を超えるドイツでも有名な大学がある。そのため、学生寮なるものは結構みつかる。
早速、交渉のため家主に連絡である。
€200くらいからあり、トイレ・風呂は個別。フンフン。早速交渉開始。
しかし、こちらの詳細情報を送ると、「大学生しかダメ。語学学校の生徒は入居できない。」とのこと。
なるほど。そう来たか。。
他の候補物件にも確認するが、結局同じ答えだった。
(この後、色々な面で語学学校生という肩書は肩身が狭いことを痛感していく。)
と言うことで、あっさりと学生寮は却下となった。
4.WG(シェアハウス)について
NHKドイツ語講座で見て興味のあったWG。
WG gesucht.deにて検索。
家賃の相場は€200〜€450程。
当初の検索のポイントは以下の3点。
・ 家賃€300以下
・ 旧市街(Alt Stadt)もしくはその周辺区域(Sanderau,Zellerau,Grombuhl,Heimgarten)
・ できれば写真が載っているところ。
左図の通り、ヴュルツブルグはいくつかの"区"が存在する。赤枠で囲った名前を知っておくと探す際のイメージが付きやすい。
ちなみに、1月の段階では渡独する4月の募集はあまり多くない。
4月の物件が増えるのは2月中旬くらいからの様子。
まず、写真付きのものを選んで数箇所にメールを送ってみるが、、待てども返事がない。
他をいくつかトライして、ようやく返事を受領。
しかし、いついつにオープンハウスするから見に来い、と言う内容であった。
まだ日本にいることを伝えると、もちろん断られてしまった。、
その後も何件か返事をもらったが、いずれも同様の理由で断られた。
そうなのである、WGは一緒に住むパートナーになるため、会って話すことが非常に重要なのである。
(普通に考えれば当たり前かもしれないが。。)
結局、出国前に決めることは出来なかった。
そこで出国直前にやったことしては、ドイツ入りしてすぐに部屋の交渉ができるように、こちらから期間を指定して部屋を見せて欲しい、という旨のメールを作成。
危機感もあったために、値段を少し上げて手当たり次第送付することにした。(20件以上。)
その手法がうまく行き、ヴュルツブルグ入りして4日目に家を決めることができ、8日後には無事引越しをすることが出来たのである。
(その経緯はこちらで。)
5.WG探しのポイント
ヴュルツブルグ入りして改めて感じるWG探しのポイントは以下の通り。
1) エリアをそれほど限定する必要は無い
…ヴュルツブルグはバスが思いのほか便利。電車、路面電車沿いだけでは無く、バスのルートも意識すると良い。上の地図のエリアであればどこでも利便性は良い。また、スーパーも数多くあるので、生活にも困ることはないだろう。ちなみに、Alt Stadtの物件は非常に倍率が高いらしい。
バスのルートはこちらを参照(2.8MB)
2) 家賃の条件はなるべく高めにする
…安い物件(€300以内)は当然ながら倍率が高い。ドイツ語が出来ないことは大きなウィークポイント。出来る限り条件は広げておくことが重要。結局最終的には€400以内まで条件を広げた。
3) 実際に物件は目で見る
…出国前にきめるのはリスクが大きすぎると感じる。と言うより、ドイツ人は日本人に対して比較的良い印象を持ってる、という利点を生かすためにも、会って話をすると良い。3件ほど具体的な交渉をしたが、いずれも片言の英語しか話せないにもかかわらず、とても良い反応をしてくれた。(住んでいてもこれは感じる。)
ちなみにヴュルツブルグ入りして物件が決まるまでは、HOTELもしくはHOSTEL(バックパッカーの宿など)生活となる。が、それもまた良い経験になった。(こちらを参照))
4) メールは英語
…無理してドイツ語で書くとドイツ語が話せると思われるため、英語しかも簡単な英語で書いておいた方がよいだろう。(英語が堪能な人は別だが。)
と言うことで、どうしても日本にいる間に決めたい場合は、普通の賃貸物件をお勧めする。
(賃貸物件の交渉については経験が無いため、ここでは紹介できないが。。)
以上まとめると、WGの場合、渡独前にやっておくことは、HPに慣れておくこと。そして渡独した直後に動けるよう、出国直前にたくさんのアプローチをかけておくこと、が重要だと思う。
その2に続く。
語学学校への申込みが完了すると、いよいよ出発の日程が決まる。そうなると住宅を探したいもの。
これが意外と大変なので要注意。(あくまで個人単独で渡独する場合。会社や学校の後ろ盾があればすぐ決まるだろう。)状況を把握するために、渡独の4ヶ月前くらいからちょくちょくチェックを始めた。
結論から言うと、日本にいる間には部屋は決まらず、ドイツに渡ってからようやく住み家が決定したのである。理由は以下の通り。
まずはひとえに住み家といってもどんなものがあるかと言うと以下の4つ。
1) 一人暮らし用の賃貸物件 相場:€350〜
2) WG いわゆるシェアハウス (ドイツでは非常に一般的。サラリーマンもWGに住んでいる。) 相場:€200〜€450
3) 学生寮 相場:〜€350
4) ホームステイ 相場:€400前後?
ドイツの人と交流をしたいと考えていたため、1)は却下。そして4)は非常に数が少なく断念。
2),3)で探すこととした。
2.部屋を探すためのサイト
一番のお勧めはWG gesucht.deである。
WGと名前が付いているが、通常の賃貸物件や寮も載っている。
英語での検索も可能。部屋の説明などはドイツ語だが翻訳ボタンが付いている。
検索には慣れが必要だが、使い勝手は悪くない。
そのほかにはscout24(一般賃貸住宅)、地元紙MAIN POSTの検索ページ(ドイツ語)など。
ちなみにホームステイはこちらが有名。
3.学生寮について
まずは3)学生寮について調べてみた。
ヴュルツブルグにはユリウス・マクシミリアン大学(通称 ヴュルツブルグ大学)という学生数20,000人を超えるドイツでも有名な大学がある。そのため、学生寮なるものは結構みつかる。
早速、交渉のため家主に連絡である。
€200くらいからあり、トイレ・風呂は個別。フンフン。早速交渉開始。
しかし、こちらの詳細情報を送ると、「大学生しかダメ。語学学校の生徒は入居できない。」とのこと。
なるほど。そう来たか。。
他の候補物件にも確認するが、結局同じ答えだった。
(この後、色々な面で語学学校生という肩書は肩身が狭いことを痛感していく。)
と言うことで、あっさりと学生寮は却下となった。
4.WG(シェアハウス)について
NHKドイツ語講座で見て興味のあったWG。
WG gesucht.deにて検索。
家賃の相場は€200〜€450程。
当初の検索のポイントは以下の3点。
・ 家賃€300以下
・ 旧市街(Alt Stadt)もしくはその周辺区域(Sanderau,Zellerau,Grombuhl,Heimgarten)
・ できれば写真が載っているところ。
左図の通り、ヴュルツブルグはいくつかの"区"が存在する。赤枠で囲った名前を知っておくと探す際のイメージが付きやすい。
ちなみに、1月の段階では渡独する4月の募集はあまり多くない。
4月の物件が増えるのは2月中旬くらいからの様子。
まず、写真付きのものを選んで数箇所にメールを送ってみるが、、待てども返事がない。
他をいくつかトライして、ようやく返事を受領。
しかし、いついつにオープンハウスするから見に来い、と言う内容であった。
まだ日本にいることを伝えると、もちろん断られてしまった。、
その後も何件か返事をもらったが、いずれも同様の理由で断られた。
そうなのである、WGは一緒に住むパートナーになるため、会って話すことが非常に重要なのである。
(普通に考えれば当たり前かもしれないが。。)
結局、出国前に決めることは出来なかった。
そこで出国直前にやったことしては、ドイツ入りしてすぐに部屋の交渉ができるように、こちらから期間を指定して部屋を見せて欲しい、という旨のメールを作成。
危機感もあったために、値段を少し上げて手当たり次第送付することにした。(20件以上。)
その手法がうまく行き、ヴュルツブルグ入りして4日目に家を決めることができ、8日後には無事引越しをすることが出来たのである。
(その経緯はこちらで。)
5.WG探しのポイント
ヴュルツブルグ入りして改めて感じるWG探しのポイントは以下の通り。
1) エリアをそれほど限定する必要は無い
…ヴュルツブルグはバスが思いのほか便利。電車、路面電車沿いだけでは無く、バスのルートも意識すると良い。上の地図のエリアであればどこでも利便性は良い。また、スーパーも数多くあるので、生活にも困ることはないだろう。ちなみに、Alt Stadtの物件は非常に倍率が高いらしい。
バスのルートはこちらを参照(2.8MB)
2) 家賃の条件はなるべく高めにする
…安い物件(€300以内)は当然ながら倍率が高い。ドイツ語が出来ないことは大きなウィークポイント。出来る限り条件は広げておくことが重要。結局最終的には€400以内まで条件を広げた。
3) 実際に物件は目で見る
…出国前にきめるのはリスクが大きすぎると感じる。と言うより、ドイツ人は日本人に対して比較的良い印象を持ってる、という利点を生かすためにも、会って話をすると良い。3件ほど具体的な交渉をしたが、いずれも片言の英語しか話せないにもかかわらず、とても良い反応をしてくれた。(住んでいてもこれは感じる。)
ちなみにヴュルツブルグ入りして物件が決まるまでは、HOTELもしくはHOSTEL(バックパッカーの宿など)生活となる。が、それもまた良い経験になった。(こちらを参照))
4) メールは英語
…無理してドイツ語で書くとドイツ語が話せると思われるため、英語しかも簡単な英語で書いておいた方がよいだろう。(英語が堪能な人は別だが。)
と言うことで、どうしても日本にいる間に決めたい場合は、普通の賃貸物件をお勧めする。
(賃貸物件の交渉については経験が無いため、ここでは紹介できないが。。)
以上まとめると、WGの場合、渡独前にやっておくことは、HPに慣れておくこと。そして渡独した直後に動けるよう、出国直前にたくさんのアプローチをかけておくこと、が重要だと思う。
その2に続く。
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