1.退社してから出国までの日数
2013年末に神奈川の会社を退社して2014年4月中旬に渡独したため、かなり日数には余裕があった。そのため、手続きなどはあまり焦ることなく行うことができた。

では、色々な役所手続きを最低どのくらい見ておけばよいか、であるが、
経験からすると、最低でも1か月。出来れば2か月。
色々と細かい所がぬけ漏れたりしてくるからである。


2.出国前に日本でやっておかなければいけない もしくはやっておいた方が良いこと
<前提条件>
・神奈川で働いていたが、退職後は実家の広島に住民票を移動。(両親健在)
・独身(子なし)である。
・住民票(税金含む)、健康保険は残したまま渡独する。(最初の1年)
・ドイツでの資金は日本の口座預金を使用する。

<やる事>
1)退職に関する手続き
2)役所手続き1 (住民票移動)
3)役所手続き2 (出国用)
4)銀行関連手続き
5)旅行保険 留学保険
( 6)ビザ申請は必要ない )
7)ホテル予約

1)退職に関する手続き
あまり渡独とは直接的に関係は無いが、参考までに。基本的には会社の総務と労働組合が行ってくれる。退社後に個人的に行わなければいけない以下の点がポイント。

確定拠出年金の個人型移行
…最近は退職金を一部投資運用しなければいけない。退職すると個人型へ移行する必要がある。
期限はたしか退社から半年以内。期限を超えると結構高い手数料発生。
詳しくは関連サイトを見てもらいたい。
特に手続きは難しくない。
まず、退社手続きをすると、企業型喪失のはがきがくるので、それを持って銀行(UFJとか)へ個人型移行について相談に行く。(普段行かない投資のエリアに通されて少し緊張する。)
その後、申込用紙に記入・郵送、で完了である。
会社の時に良く理解できていなかった人は理解も含めて2週間くらいは見ておいた方が良い。(実作業は1,2日。)

給料天引きで支払いを行っていた保険などの支払い手続き
…会社時代に給料天引きにしていることが多い。意外と、何を天引きにしていたか忘れてしまうので、しっかりと退社時に確認しておく。(しっかりと簡保の天引きを忘れており、退社2か月後くらいに慌てて郵便局へ手続きにいったりした。)


2)役所手続き1 (住民票移動)
神奈川で働いて結婚もしていたこともある(?)ので、戸籍も移していた。何かあった時に両親にお願いできるよう、実家(広島)に住民票と戸籍を集約することとした。色々と役所関係は面倒だが、ドイツの役所はもっと面倒なので、慣れておくべき。

―嗣栄爾覆匹亮蠡海 (特に難しくない。)
・引越し前
…転出届提出、印鑑証明の返納、郵便物の転送手続き、その他電気・ガス・水道など
・引越し後
…転入届け、健康保険手続き、免許証の住所変更、銀行・郵便局の住所変更など
検索結果などを参照

<ポイント>
・NHK解約
…電話でしつこく引越し先の住所を聞かれるが、特に言う必要は無い。とにかく解約である。
・郵便局関連
…インターネットバンキングがあるにも限らず、住所変更手続きなどのあらゆる場面で窓口へ行く必要があるので注意。(銀行はほとんどをインターネットバンキングで手続き可能)なぜ郵便局はここまでアナログなのか。(逆に窓口がホンワカしていて嫌いではないが。)

戸籍変更 …これが厄介なことに。。。
a) 免許証の戸籍変更
…戸籍記載の住民票をもって行くと「戸籍変更」とハンコが捺されるだけで、手続きもすぐに終わる。(どうしても警察の交通課は好きになれないが…。。)

b) パスポートの戸籍変更
…2014年2月の時点では、パスポート自体(パスポートNo.)は変更なく手数料も900円とのこと。…安い。。

2月下旬〜4月頭まで南国でバカンスを過ごした関係もあり、4月頭に改めてパスポートの戸籍変更申請のため市役所へ出向いた。

すると…「2014年4月から制度が変わり、新たにパスポートを作り直さなければいけなくなりました。手数料6000円です。」と。「えっ!???」 (ドイツ語で言うと…「Echt(エヒト) !!??」)
制度変更は仕方ない。お金も仕方ない。ただ、出国が目の前の状態で作り直しは焦った。購入していたチケットはパスポートNo.を登録しないタイプだったため、問題なし。冷や冷やしながら、結局、新しいパスポートを手にしたのは、渡独の4日前。。アブナイ…。

結論、戸籍変更は余裕を持ってやるべし。 実働1か月は見ておいた方がいいかも。


3)役所手続き2 (出国に関して)
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2)のパスポートの下りでほとんど記載してしまったが、とにかくパスポート情報をきちんとしておくこと。ドイツでのビザ申請で、不備があると日本と連絡取ったり手続きしたり、と厄介なことになる可能性が高いため。日本でやれることはきっちりやっておく。

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渡独したことを大使館が把握するために、なるべく早く在留届を提出しなければいけない。
もし事故などに巻き込まれた時に、状況把握・日本への連絡を迅速に行うためである。

市役所の窓口で渡独の旨を伝えると、「在留届」をもらえる。
が、実際はインターネットで在留登録が可能なため、必要ない。ドイツでの住所がすでに決まっている場合は事前の申請も可能。

その他、日本の住民票を無くす場合は健康保険含めて色々な手続きが必要となる。
これについては、いつの日かその場面が来ればアップすることとしたい。

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証明写真を持って最寄りの運転免許センターへ行くと発行してもらえる。かかった時間は1時間〜1.5時間くらい。ちなみに、国際免許証と日本の免許証はセットで持っておかないと効果はない。

ドイツは日本の国際免許証で運転が可能。さらに、入国後6か月内にドイツの免許証への申請を行えば、書類のみで免許証が手に入る(らしい)。詳細はこちらを参照。

4)銀行関連手続き
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これが一番大切である。
以前も記載したが、授業料の支払いやドイツの口座への送金のため、インターネットバンキングは必須アイテム。(インターネットバンキングの新規登録は1か月は見ておいた方が良い。)

ゆうちょ銀行のインターネットバンキングは、海外に住んでいる場合はメリットがほぼ無い。なぜなら、海外送金は郵便局の窓口で手続きしなければいけないため。

ドイツの銀行口座を日本で開設できないか、検討してみたがイマイチ良い方法は見当たらない。実際に、ヴュルツブルグに来てわかったことだが、ドイツは地域ごとの特徴が強い。銀行も同じで、地方の銀行が強い傾向がある。そのため、ヴュルツブルグで作るべきだと感じる。(口座開設はそれほど難しくない。詳細はこちら。)

ちなみにドイツで「銀行」と言うと「Bank」と「Sparkasse(スパーカッセ)」の二つが存在する。違いが細かく把握できていないが、普段使用するのは「Sparkasse」の方。日本語では貯蓄銀行と訳される。ヴュルツブルグの店舗を見る限りでは、「Bank」は投資に寄っていて、「Sparkasse」は預貯金寄りと言ったイメージ。
ドイツに来て大家さんと家賃振込の話をしていて、「Bank」と表現したらすかざず「Sparkasseね。」と訂正されてしまったことがあることから、はっきりと使い分けられていると感じる。

△いら必要か?
結構重要なポイントだと思うが、渡独後直後はとにかくお金がかかる。
A) 家賃(敷金)
もっとも大きなものが家賃。こちらも礼金は無いものの、敷金は存在する。(WG<シェアハウス>の場合)多くの場合、1〜2か月分くらいは敷金を入れなければいけないので€360/月の場合、最初に€1000強必要となる。

B) 残高証明用のお金
ビザ申請時に一定額以上の口座残高が必要となる。家賃のような月に必要な生活費によって必要額が決まるようだが、10か月の語学学校+家賃€360/月という条件でビザ申請時に言われたが€4,600(65万円)ほど。貯蓄用の口座?への入金が必要。

C) 生活費
数日間のホテル費用、家具購入(部屋による)、携帯電話購入、バス・電車の定期券などなど、最初の一か月は€1000程は持っておきたい。その後は、自炊すれば€300前後で普通の生活が可能だろう。つまり、€1000+€300×9=€3,700程。

以上、10ヶ月の想定で、余裕をみると€10,000(140万円)程は最低でも送金できるように日本の口座へ入れておくと安心して生活していけるだろう。

カードキャッシング可能額の拡大
これは、実施しておけばよかったと後悔したお話。
日本円を外貨に換える際、ATMからクレジットカードでおろした方が換金手数料安い、と言うのは有名な話。しかし、ATMからおろすとすべてキャッシング扱いとなることに注意が必要である。

クレジットカードの利用限度額とキャッシングの限度額は異なるところがポイント。キャッシングの限度額が10万円になっていたので、1ヶ月で現金が10万円(€700程)しか引き出せない状態であった。渡独直後は色々手を就くし、ギリギリ乗り切ることができたが、反省の1つである。

ちなみに、キャッシング枠の拡大は、会社を辞める前にやっておいた方が良い。なぜなら、「無職」では審査が通らないため。

<VISAカードが使えない>
想定外だったのは、VISAカードの力の弱さ。これまでの海外経験で、VISAカードさえあれば大丈夫だと感じていたが、想像以上に使えない。(あのIKEAでも使用できなかった。)もちろん、大きなレストランやホテルでは使用できるが、スーパーや家具やホームセンターのような一般生活では弱い。
では、みんなどうしているのかと言うと、Sparkasseのデビット機能。つまり、Sparkasseの銀行カードで支払いをしている。あとは現金が思いのほか多い。

両替所地図

<両替所が少ない>
ヴュルツブルグは日本円が両替できる場所が少ないことに注意しておいた方が良い。知っている限りでは一か所。(他にもあるかも知れないが…)ちなみに駅には両替所は無い。あとはホテルでは両替をやっているところはあるが、宿泊客以外でも対応してくれるのかは不明。


5)旅行保険 留学保険
ドイツでの事故や盗難を考えて旅行保険に入っておいた方が良い。旅行保険って意外と高い。選んだのは、長期滞在で定番のAIU。基本的な付帯をつけて12か月で18万円程。

ただし、注意点としては、歯医者の保険がきかないこと。(旅行保険で歯医者の保険が付いているものは無いのではないだろうか。)なぜ注意点かと言うと、ビザ申請に関係してくるからである。ビザの申請には、歯科治療も対象となる保険に入っている必要がある。という規定があるらしい。

「らしい」と言うのは、実際には、旅行保険(歯科治療無し)でビザ申請が通ったからである。(ビザ申請は担当者による差が非常に大きいので、当然ながら参考情報としてほしいが。)なので、現時点では歯科治療の保険には入っていない。ドイツで歯科の保険を扱っている会社はいくつかあるので、いずれアップ出来れば、と思っている。

その点を認識した上で、旅行保険に加入しておく必要がある。なお、旅行保険はインターネットで契約して、電子証書がすぐに発行されるので、出国の前の週で十分間に合う。


2014/07/01 更新
色々と情報収集しているうちに、旅行保険ではなく、現地の保険に入っておいた方が良いと判断したので日記を修正。

まず、ビザ申請において、上で書いた通り、歯科治療の保険が必須条件。なので、日本国内の旅行保険では条件不足。ドイツ国内でも大きな街(ミュンヘン、ベルリン、ハンブルクなど)では、日本の旅行保険ではビザがほぼおりないそうなので、以下の保険を検討してみるとよさそう。しかも、プランによっては日本の旅行保険よりも安い。
(ヴュルツブルグのような街では担当者によっては日本の旅行保険でスルーしてくれることもあるが、結構危険な賭けなので辞めた方が良い。)

ステップイン
 日本語でのサポートがあるので初年度はお勧め。。€69/月〜
ケア コンセプト
 学生向けの保険があり、€26/月〜(最初の18ヶ月、19ヶ月以降:€48/月)、ただし、プランによっては年齢制限があったり、日本語サポートが無い。

直接申し込むことも可能だが、不安な場合は、ドイツ留学をサポートしている会社経由で契約してもいいかも。
ドイツの大学情報や保険、街の情報について、個人的に情報を参考にさせてもらっているのがpfadfinder24
ドイツに来てから知った会社だけど、日本で知っていればここの会社に色々とお世話になっていれば良かったと思ったくらい…。保険に入らなくてもHPに色々と良い情報がたくさんあるのでとーーってもお奨め。


6)ビザ申請は必要ない
ドイツの留学を検索するとすぐにこのことは出てくるので、迷うことは無いと思うが、日本人は3か月までビザなしでの滞在が可能。
詳しくはこちら

むしろ、ビザ申請は日本国内では出来ない。ドイツについてから申請するしかない。3か月以内に発効まで終わらせなければいけないため、1か月後くらいには申請手続きを行う必要がある。つまり、まだ語学が十分でない状態で申請しなければいけないので、最も気の重い所。良い経験にはなるので、ポジティブに考えたいところ。


7)ホテル予約
事前に家が決まらなかったこと、到着日は落ち着いたところで過ごしたいこと、その後しばらくは出来る限り滞在費の安い所に泊まりたいこと、の3点から以下のように考えて予約をした。

a. 到着日(ヴュルツブルグ20時ごろ到着予定)は一般的なホテル
b. その後、次の週末まで(8日間)はバックパッカーの宿(HOSTEL)

a. ヴュルツブルグのホテル
さすがに、観光地のためホテルはいくらでもあるし、よっぽどの時期やイベントが無い限りは、満室になることはないと思われる。日本語の予約サイトはいくつかあるのでこのあたりを参考に。

予約をしたのは中心部に位置するHotel Franziskaner。朝食付きで€67(約10,000円)。部屋は広くないが、普通にきれいなホテルで、接客や朝食も悪くなかった。平均的なホテルではないかと思う。(ただし、日本語対応は無理だと思われる。)

駅前の方が便利なので、Hotel Reginaあたりが到着日は良いかも。ホテルの中身は知らないが、日本の国旗が掲げられていて、雰囲気は良さそう。もしくは、b.HOSTELにもシングルルームがあるのでそちらでも十分とも思う。

b.HOSTEL
バックパッカー向けのホテルのことで、日本で言うとユースホステルの様なイメージ。ヴュルツブルグにもいくつか存在する。利用したのは、語学学校に近いことから駅前のBABEL FISHを8日間利用(滞在した次の週末まで)。滞在してみてわかったが、利用者は思いのほかドイツ人が多い、かつ、綺麗である。日本で言うと格安のビジネスホテルを利用する感覚なのかもしれない。

なお、部屋タイプと価格は以下の通り。
・シングルルーム €45
・ドミトリー(4人部屋) €23
・ドミトリー(6人部屋) €19
・ドミトリー(10人部屋) €17
・朝食(予約の必要なし) €4.90

これまで、日本でもドミトリーを利用したことが無かったこともあり、控えめに4人部屋を予約。部屋は二段ベッド一つとシングルベッド二つ。注意点は男女は混合であること。
↓4人部屋の様子。滞在の感想は「悪くない!」
10002838_160010002839_1600




以上、退社前1.5ヶ月くらいから出国まで準備(+語学勉強)も含めると結構忙しくなるので、出来る限り余裕を作って進めることをお勧めしたい。
まぁなんとかなるものだけれども。。