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Federweisser もしくは Federweiβer。
ワインの産地では、夏の後半からブドウの収穫が始りワイン作りがスタートする。
その初期にのみ飲めるのが、酵母の入った発酵途中のワイン:フェダーバイザー。
(国・地域によって色々な呼び名がある。フェダーバイザーはドイツの一般的な呼び名。)

この時期、各ワイナリーには「Federweisser」の看板が掛けられ、週末には街中に出店が出て、地元の人はもちろん、多くの旅行者も秋の味覚に舌鼓をうっている。

かく言う私も日本の頃から気になっていて仕方のなかったこのFederweisserにすっかりはまってしまい、色々と飲み比べをしてその味覚の違いを大いに楽しんでいる最中である。
かなり個人的な感想と共に、ここに少しまとめておこうと思う。

2016年度版はこちら(秋の味覚 フェダーバイザー 2016)

1.Federweisserとは
詳しい説明はwikipediaに譲るとして、、、名前のFederは羽根、weisserはWeiβ:白を意味する。
ワインの発酵は毎日どんどん進んでいくので、その味の変化の繊細さからこういった名前がついたのではないだろうか…。。(飲んだ印象からの勝手な推測だが…)
ちなみに、赤ワインの場合は、「Roter Federweisser(ローターフェダーバイザー)」とか「Federroter(フェダーローター)」とか、ワイナリーによって呼び名はまちまち。

そのお味はと言うと、ぶどうジュースに近いため、非常にフルーティで甘い。深みはまだほぼ無い。発酵が始まっているので、微炭酸。発酵の度合い、ブドウの収穫タイミング、品種によって風味が大きく異なる。また、酵母が入ったままなので、白濁している。(ちなみに、ワインは酵母を抜いてあるので透明。)

お店では毎日その日に瓶詰めされて売られている。
瓶の中で発酵が続いているので、キャップが付いていなかったり、キャップに穴が開いていたりする。


2.ヴュルツブルグのフェダーバイザー
ヴュルツブルグ及び近郊のFederweisserについて紹介。味については、購入タイミングによってブドウの品種が変わることもあり、味についても個人的な感覚なので参考程度として頂きたい。

1) Juliusspital (ユリウスシュピタール)
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ヴュルツブルグの代表ワイナリーの1つ「Juliusspital」。
Juliusechterにて購入可能。お店の場所はこちら

値段 : €4.00 / L
味 : 値段は少し高めだが、フルーティさと発酵度合のバランスが良い。個人的には第3位。


2)Bürgerspital (ヴュルガーシュピタール)
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Juliusspitalと並んでヴュルツブルグの代表ワイナリーの1つである「Bürgerspital」。
お店の場所はこちら

値段 : €3,50 / L
味 : フルーティさ、甘み、発酵度合のバランスが非常に良い。甘みはJuliusspitalよりも強め。個人的には第1位。


3) Weingut Reiss (ワイングート ライス)
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ワインナリーの場所はこちら
ヴュルツブルグ中心部ではワインショップHulsemannで購入可能。場所はこちら

値段 : €4.25 / L
味 : このFederweisserは甘みが非常に強い。発酵の味は薄いので、ジュースの様に飲んでしまう。個人的には第2位。Bürgerspitalとは違う美味しさがある。


4) Schmitt Weingut (シュミット ワイングート)
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Roter Federweisser。赤ワインのフェダーバイザー。
ヴュルツブルグの郊外のワイナリー「Schmitt」。場所はこちら
ヴュルツブルグ中心部ではワインショップHulsemannで購入可能。場所はこちら

値段 : €3.95 / L
味 : 白と異なるのはコク。赤ワインらしい深みが出始めているのがすごくわかる。とは言え、フレッシュさは非常にあり、非常にフルーティで甘みも感じられる。炭酸は白に比べると弱い。


5) Weingut Ehelieder Mühle (ワイングート エーヘリーダー ミューレ)
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ヴュルツブルグの郊外のワイナリー「Ehelieder Mühle」。場所はこちら
ヴュルツブルグの東20km程のところにあるKitzingen:キッツィンゲンの街にて購入可能。

値段 : 不明(友人からもらったため。)
味 : 非常にフルーティで、ブドウと共に少しリンゴの風味も感じられるFederweisser。発酵の味はかなり薄く、ジュースの様。大きく味が違うので興味深い一品。


6) Weinbau Edwin Huttner (ワインバウ エドウィン フットナー)
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ヴュルツブルグの近郊のワイナリー「Edwin Huttner」。場所はこちら

値段 : €2.90 / L
味 : このリストの中では一番フルーティさ・甘みが少なめ。その分発酵を味わうことができる。


7) Winzerhof Heinrich Huttner (ヴィンザーホーフ ハインリッヒ フットナー)
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ヴュルツブルグの近郊のワイナリー「Heinlich Huttner」。場所はこちら
こちらのスーパー「Tegut」前の出店でも購入可能。

値段 : €2.90 / L
味 : 上記の「Ehelieder Mühle」の系統に似ており、フルーツの香りがある。ただし、香り・甘みがやや弱め。



以上がこの1か月ほどで飲んだFederweisser。まだもう少し時期も続くので、他も試してリストに追加していく予定。Federweisserを飲むと。出来上がりのワインが非常に楽しみになってくる。ワインの産地ならではの楽しさを今後も存分に味わっていきたい。