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ヴュルツブルグの税関へ。。
と言うのも、日本から送ってもらった荷物の到着が遅れているなと思っていると、Zollamt:税関からの手紙がポストに届いていた。予定の到着日の2、3日後くらいに。
Zollamt brief 1
手紙によると、10月11日までにZollamt Dettelbachに取りに来いとのこと。

ドイツの税関は結構厳しいと言うことは他の方のブログにも書かれていたので、いつかはこうなるとは思っていたが、2度目の郵便で引っかかってしまった。

Zollamtへ持って行くもの
・ 送られてきた手紙
・ 手紙に同封されていた荷物の送付票
・ パスポート (念のため)
・ 中に入っている品物のレシート。(購入した商品の場合、必要となる。)

1.Zollamt Dettelbachへ
Zolamt plan
ヴュルツブルグの西、直線距離で10km程のかなりへんぴな所にある。google mapではこちら
行く手段としては、車、自転車、電車、バス。
1) 電車 : Würzburg Hbf から Dettelbach へ。その後徒歩で2km程(歩道は無し)。
2) バス : Würzburg Busbahnhof から Mainfrankenpark Nordへ。30分前後。
Fahrplan:時刻表はこちら(PDF)。
3) 自転車 : Würzburg から Gerbrunn , Rottendorf ,を経由して Dettelbach 方面へ自転車道がつながっている。WürzburgからZollamtまでだと10km強はあるだろう。

Gerbrunnに住んでいることもあり、駅からもバス停からも遠いため、自転車で向かうことに。Gerbrunnからは5〜6km程。
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Rottendorfを超えるとじわじわと上りが続き、一面の丘が広がるのどかな景色に。なんでこんなところにZollamtを作ったのか、、と思いつつも、気持ちの良いサイクリング。そのうち、遠くにMainfrankenparkの建物が見えてくる。Gerbrunnから30〜40分程。
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割と広い工場団地が広がっており、「Zollamt」の表示があるのですぐ見つかる。
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黄色の綺麗な建物が「Zollamt」。


2.窓口にて受取り
いよいよ窓口へ
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受取は、1階のZimmer 31。二つの窓口があり、行った時点では、中で話している人以外に2人が待っている状況。見ていると、荷物を開けられて、色々と交渉をし、いくらか支払いをしている様子。

そしていよいよ自分の順番へ。。

送られてきた手紙と送付票を担当者へ渡すと荷物が運ばれてくる。
その後、入っているものについて聞かれたので、"冬用の日本で使っていた服"であることを伝えたところ、"Eigene Kleidung?"(個人の服だよね?)と念を押され、伝票に「Eigene gebraucht Kleidung」、日付、サインをするよう指示を受けて記入。
すると、、、特に伝票の内容を良く見ることもなく、"じゃあ、いいよ。" と一言。
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終了である。中を開けられることも無かった。
実際は、衣料品、ヤフオクで購入した新品のタグ付き靴、様々な食料品、文房具が入っていたことと、伝票上の商品価格を20,000円程の記載をしてしまっていたため、最悪10,000円程の関税を払う覚悟はしていたわけだが、何のお咎めもなく、荷物を受け取ることが出来た。

ドイツでは、どの役所もそうだが、担当者によって相当待遇が変わってくると聞くし、実感もしている。今回は相当運が良かったように思う。
担当官の荷物の見方や、他の人の状況からすると、勝手に荷物を開けることは無いのではないかと感じた。そのため、やはり送付票の書き方が相当重要になると思う。今回は親からの荷物であったため、苗字が同じであったことも大きいかもしれない。
いずれにしても、担当官が「Eigene」という「個人の」つまり「個人で使用する」ことをかなり念押ししてきたことを考えると、送付票にあらかじめ書いておくべきなのかもしれない、と強く感じた。


3.日本からドイツへ荷物を送る際の注意点のまとめ
他の方がブログなどに書かれている情報から見ると以下の点が重要のよう。
・ 内容物の商品合計金額を4500円以下くらいにしておいた方が良い。
 (紛失の場合などに、保証金額も下がってしまうリスクが発生する点は注意が必要。)
・ 服については、古着「Gebraucht Kleidung」と記載する。
・ 新品の服や靴・カバンなどは、タグを外し、使い捨て感を出して入れておく。
・ やりすぎない程度にしっかり梱包する。(箱を開けにくくする)

今回の経験から、以下の点も有効の様に感じる。
・ 発送者を家族の名前にしておく。
 (友人から高額なものを送ってもらう場合は、自分の親経由で送ってもらう、など。)
・ 服の表記のところの記載は「Eigene gebraucht Kleidung(個人使用の古着)」の方が良さそう。


今後も色々とお世話になってしまいそうなZollamt。これも経験の1つということで。。