季節モノなので早くアップしなきゃ、と思いつつ年が明けてしまった。。
少し、記憶を年末に移して書いていくことにしよう。。

クリスマスマーケットを巡る最後の旅として、ドイツ南西部に位置するバロック様式の街「Karlsruhe"カールスルーエ"」と温泉保養地で有名な「Baden-Baden"バーデンバーデン"」へ。このあと、フランスに入り、ストラスブールとコルマールにも行ったので、それは次の記事で書くことにする。

その他のクリスマスマーケットはこちら参照。
・ヴュルツブルグのクリスマスマーケット：Weihnachtsmarkt
・クリスマスマーケットいろいろ　その１：Nurnberg,Forchheim
・クリスマスマーケットいろいろ その２ ： Bamberg,Sommerhausen
・クリスマスマーケットいろいろ その４ ： Strasbourg,Colmar

５．Karlsruhe：カールスルーエのクリスマスマーケット
地図を眺めるのがすごく好きで、良く頭の中でドイツ中を巡っているんだけど、、そんな中、とても気になっていたのがここ"Karlsruhe"。なぜなら、円を描くように道が走っていて、地図上でとてもとても目立っていたため。


2枚目写真で見ると円状になった道が良くわかる。元々、このKarlsruheは、KarlsさんがRuhe：休息するための街だったらしい。Karlsさんとは"カール3世ヴィルヘルム"の事らしく、この街の設計も彼が主導でやったのだとか。この円の中心には宮殿が建っており、放射状に道が延びているため、街の色々なところから宮殿を望むことができるのが面白い所。（昼間の街並みについては、別途アップ予定。）


そんなKarlsruheのクリスマスマーケットは、駅から宮殿方向へ歩いて20分くらいのところにある広場で行われている。トラムの場合は、1回券"Einzelkarte"が€1.80、4回券"4-er Karte"が€6.90。また、宮殿がライトアップされており、スケートリンクも開かれている。（なお、現在、Markt広場が大体的な工事を行っており、、もしかすると普段はMarkt広場でやっているのかもしれないので2015年以降は再度確認を。）

まずは、宮殿へ向かってみることにした。

すると、宮殿をバックにアイスリンクが見えてくる。結構多くの家族連れやカップルで賑わっていた。そして宮殿。なかなか美しい。。

そして、クリスマスマーケットの会場へ。

会場はちょっとした公園で開催されており、割と緑豊かな中、多くのお店が並んでいる。中心には大きなツリーのイルミネーションがある（1枚目写真）。ここのピラミッド（2枚目写真）は今まで見た中で一番立派であった。時間が遅かったこともあり、すでに多くの人がグリューワインなどに舌鼓をうっていた。


聖書の場面を再現した人形も多く並んでいて、ドイツ語での説明がずーっと流れていた。きっと、その場面の物語を語っているのだろう（まだ、理解できず。。）。


そして、すっかり定番になってしまった"Feuerzangenbowle（フォイアーツァンゲンボウレ）"を飲んだり、長蛇の列が出来ていた"Lango Länge(ランゴレンゲ)"なる、揚げた生地に具材がのっかったもの、を食べたり。。Lango Längeは長蛇の列が出来ていただけのことはあり、美味しかった！

お店の内容は、、他の街のクリスマスマーケットと大きく変わらなかったが、Schwarzwald"黒い森"が近いこともあってか、木製の小物が多く並んでいたように思える。あと、お店の装飾が少しバイエルンと違う印象も受けた。

そして、おまけ。マーケットの中心にあったツリーのイルミネーションを、朝見てみたところ、、、

なんと、クレーン車にイルミネーションをくくりつけたものだった。。これは見ない方がロマンチックだったかもなぁ。。


６．Baden-Baden：バーデンバーデンのクリスマスマーケット


Karlsruheから南に30km程、Schwarzwald"黒い森"にある温泉保養地であるが、電車の駅（Baden Baden）からは少し離れた所に街の中心部がある。クリスマスマーケットは中心部の公園にて開催されている。（ここの街並みについても別途アップ予定。）


バスに乗って20分程で、中心部に到着。降りるバス停は"Leopoldplatz"。値段は、、忘れてしまった。。


さすが、有名な保養地で観光地という事もあり、昼から多くの人が来ていた。マーケット自体はそれほど大きくないというか小さめで、食事のお店が充実している印象。、


1枚目は"Himmelspost（天国ポスト）"と言うもの。詳しくはわからないが、、子供が願い事や質問を書いて投函するような雰囲気。3枚目は、近くの小中学生が作ったステンドグラスが何枚も飾られていた。描かれている絵は、中世の街並みや、キリスト、天使などで、日本とまったく違うので見ていて面白かった。残念ながら、夜まで滞在できなかったので、綺麗に光るところが見れなかった。


ニュルンベルグで見かけて、気になっていた食べ物。肉まん？？と思ってしまうガラス容器と、見た目。名前は"Dampfnudel（蒸し麺）"。なぜ"麺"なのかはわからないが、、生地は肉まんそのもの。ただし、3枚目写真でわかるように、中には何も入っていない。そして、ソースは"Sauerkirchen（さくらんぼ）"。要するに、甘酸っぱいソースで食べる肉まんの生地。これはこれで、なかなか美味しかったが、、、寒かったこともあり、肉まんが無性に食べたくなってしまった。。


そして、定番の"Feuerzangenbowle（フォイアーツァンゲンボウレ）"。いやーーあったまる〜。暖まるという意味では、、本当は温泉に入りたかったのだが、、街を散策しているうちに時間があまり無くなってしまい、断念。まぁ、Feuerzangenbowle2杯飲んだからいっか。。


バイエルン地方のクリスマスマーケットと比べると、特にBaden-Badenは少し各お店の装飾が違っていたり、売っている小物のモチーフが違っていたり、これが地方の特色なのかなぁ、と思うところが結構見受けられた。川を越えればフランスだし、もっと詳しく見ればフランスの文化も結構入ってきてるんだろうなぁ、と思える街だった。
このあと、国境を越えて、フランス（コルマールとストラスブール：クリスマスマーケットいろいろ その４ ： Strasbourg,Colmar）へ。