2016年4月 一部更新

無事に?ほぼ1年間の語学学校が3月下旬に終了した。目標のC1レベルを何とか合格し(こちら参照)、目標を達成したが、そもそも語学勉強は夢に向けての第1歩目でしかない。

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Winzer"ワイン醸造家"になるために必要な事は、ワインの道へ進むこと。それが夢への第3歩目だと考えている。

では、今歩み始めている"第2歩目"はと言うと、ドイツ語のボキャブラリーを増やす事。つまりは、ドイツに滞在し続けること。

そんなわけで、ビザを延長するための仕事を探すことにした。

就職に関する話はこちらも参照。
ドイツで働く その2 ; 就労ビザ申請と受取りまで
ドイツで働く その3転職 ; 就労ビザの変更申請
ドイツで働く その4 ; 就労ビザ延長申請


1.ドイツで日本人がビザを得るという事
日本人がドイツ(海外ならどこも同じだろうが)で滞在し続けようと考えると、簡単に言うと3つの方法があるだろう。仕事、学生、結婚だろう。一般的に考えるのは仕事となるわけで、これがシンプルながらなかなかハードルが高いわけである。条件は以下の通り。

「日本人でないと出来ない、日本人が必要とされている仕事に就く。」ドイツはヨーロッパやその周辺を見渡しても一番経済が安定している分、仕事も多い。そのため、EU各国のみならず多くの人がやってきて仕事を得ようとチャンスをうかがっている状態。そんなこともあって、自国のドイツ人が就職困難な状況に陥っていると言う。だから、他の国から来た人は、その人が必要とされる職に就きなさい、一般的な仕事は、ドイツ人を雇いなさい、と至極全うな理由である。

では、「日本人でないと出来ない仕事」とは?
日系企業(堪能な日本語が必要)や日本文化を伝える仕事(日本の文化に精通していることが必要)となる。医師や芸術家となると少し話は変わるが。つまり、日系企業か日本食レストランで働くことが普通なのである。(フリーランスとして、個々の能力を活かす方法もあるが少し特殊。)

元々、日本で10年近く自動車エンジニアとしてサラリーマンをやってきたが、その道に戻ることはまっったく考えていないため、日系企業で働くことは却下し、日本食レストランを探ってみることとした。専門学校で調理の勉強をした経験も活かせるし、何より"作る事"が大好きなので。。(色々やっているとうまくつながるものである。。)

あ、ちなみに、"ワーキングホリデービザ"(ドイツはたしか31歳以下)はまったく別物。上は中年の男が滞在する場合なのであしからず。


2.ドイツで仕事を探す方法
街のハローワークみたいなところ(ArbeitsamtやJobcenter)に行く。と言うのも良いのかもしれないがもちろんネットで検索である。で、日本人向けの仕事は以下のサイトがとっても便利である。

1)ドイツ ニュースダイジェスト
デュッセルドルフを中心とした日本人向け情報サイト。仕事情報のみならず、非常にしっかりした生活情報が満載。これを知らずしてドイツには住めない!と言っても過言ではない。。

2)MIX-B
ニュースダイジェストよりはラフながら、広域の仕事情報が多くあって便利。

3)ドイツ・ポータル 求人・求職
ドイツで働きたい人、日本人を雇いたい人を募集する掲示板。返信方法など、ちょっと機密性が不安、、割と求人が載っている。

4) 寿司JOB
全世界の寿司屋の求人サイト。HPの作りが非常にしっかりしていて好感が持てるが、ドイツの求人は少ない。

5)World Post
全世界の日本人の求人が載っているが、、なんかふわっとしている。ドイツの求人は少ない。

6) EbiharaGermanNet
HPのコンセプトはいいが、ちょっと崩壊気味な掲示板。

その他としては、転職サイトに登録する方法もある。
7) キャリアコネクションズ
これは、元々のスキルや経験を活かしてヨーロッパにある日系企業に就職するためのもの。登録後、担当者とスカイプや電話で面談を行い、求人があれば紹介してくれる。事務職や専門職を本格的に探す場合に良い。
エンジニアの求人を問い合わせたところ、すぐに折り返しの連絡があり、色々と教えてくれた。面接の練習などもさせてくれるようで、日本の転職サイトと同じように感じた。

8) リクルートヨーロッパ
リクルートなのでさぞかししっかりしているのかと思ったが、登録したあと特に返信なし。実態はどうなのか把握できていない。

その他、ベルリンならベルリンネット、デュッセルドルフならデュッセルネットなどもおすすめ。


3.面接とその後
本来ならば、ヴュルツブルグで仕事を見つけることが出来ればよかったのだが、結構タイトな時間で探したこともあり見つからず、そこで、ドイツ全土に幅を広げて探すことにした。

ベルリンやハンブルグ、ザーブリュッケン、ケルン、マンハイム、ミュンヘンなどなど。良い話しも頂いて、テストに行ったりもしたが、やはりワインの産地から離れることが抵抗となったこともあり、最終的にはStuttgart近郊のKirchheim unter Teckの飲食店で雇ってもらうこととなった。今後の活動予定を考えても、諸経費などでの条件で有利だったこともあるのだが。

面接のあと、採用の連絡をもらい、仮の労働契約書が送られてきたので、それを持って最大の難関である就労ビザの申請に進むわけである。ネットで調べていると、日本料理店であってもビザがおりなかった、と言う話もチラホラ検索されるので、まだまだ安心できない状況が続き、語学学校もC1のテスト準備が必要だし、この時期はかなり疲れていたことをとても覚えている。

色々と一悶着あったビザの申請については「その2」へ書くことにする。


4.仕事探しのタイミングとアドバイス
後から考えるともっとうまく出来たのになぁ、と感じたこともあるので、そこも踏まえて仕事探しのタイミングについて書いてみたい。
ビザの有効期限 ; 2015年3月31日
仕事の希望開始日 ; 2015年4月1日
就労ビザは申請して最低でも1か月かかるため、2月末までには仕事をきめるつもりで仕事探し開始。

2014年12月ごろから ; サイトで仕事情報をチェックし始める
2015年1月下旬 ; 面接1回目
2015年2月上旬 ; Probekochen(テスト調理)で1週間Berlinに滞在。
(いずれも良い反応だったため、その後の仕事探しは積極的にはせず。)
2015年2月末 ; 条件面や開始時期で折り合いがつかず、話が無かったことに。
あと1か月の時点で話が無くなり、選り好みをしている場合ではなくなったこともあり、元々排除していた寿司屋やラーメン屋、居酒屋にも手を広げて接触を開始。
2015年3月中旬 ; Stuttgart近郊Kirchheim(Teck)のお店にて内定をゲット。


5.仕事始めのタイミング
就労1年目(12月締め)の所得税が戻ってくるので、年末から働き始めるのはあまりお勧めしない。もちろん、ビザのリミットが最優先だし、仕事もタイミングによるので、あくまでサブ情報だが。
所得税返金についてはこちら(所得税申告で就労1年目の所得税が返ってくる)を参照して頂きたい。


以下は、「その2」に記載。
2015年3月中旬 ; 就労ビザ申請(ヴュルツブルグにて)
2015年4月末 ; 就労ビザの発行確認が出来、引越し
2015年5月中旬 ; 滞在許可カード(就労ビザ)受領
(ビザが切れてしまっているが、就労ビザを申請している、という事で滞在が可能。)

結果的に、条件面などを考えるとお店選びに失敗したとは思っていないが、時間がとにかく足りなくなってしまい、かなり慌ててしまった点は反省している。良い返事はいくつあっても良いので、ビザの切れる1か月前までに動けるだけ動いておくことをお勧めする。

なお、年齢的なハンデはとくに感じなかった。と言うのも、転職が当たり前のドイツの就職事情。そのため、自分よりももっと年上の人も転職戦線に普通にいるのである。(日本人であっても)。なお、寿司については経験者希望のお店が多いので、もし日本からこれを読んでいる人がいるなら、アルバイトでも巻きずしの経験を積んでおくとだいぶ有利に働くかもしれない。(ドイツでは裏巻きも必要だが。。)


以上が仕事を決めるまでのドタバタ劇。「その2」へ続く。