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2月の上旬から中旬に、キリスト教のお祭り"謝肉祭"が行われる。地方によって呼び名が異なり、バイエルン地方では、"Fasching:ファシング"、ケルンやデュッセルドルフでは"Karneval:カーネバル"、その他にも"Fastnacht:ファストナハト"と呼ばれている場所もあるとか。
謝肉祭というと、日本人には馴染みが無く何のことか想像もつきにくく、キリスト教の深い歴史があって難しく考えてしまうけど、、現在では宗教的な意味合いはあまり感じられず、日本人のイメージする"カーニバル"に近い様子。

キリスト教の長い長い歴史があって、元々はキリストの復活祭前に行われる断食期間の事を指していたようで、あまり軽々しい表現はしにくいのだが、、結局は、曇り空の続くドイツの冬を楽しく過ごすためにみんなで着ぐるみを着て、お酒を飲んで、子供はお菓子をもらって、楽しくどんちゃん騒ぎをしよう、、、と言った考え方でドイツの人たちは楽しんでいるらしい。(語学学校の教師の話より。) 詳しく知りたい方はwikiを。。

という事で、気楽に写真をアップしてみる。。。


1.ヴュルツブルグのFasching:ファシング
Faschingの期間がはっきりいつからいつまでなのかは非常に難しい所で、とくにはっきり示されているわけでもないらしい。行われているイベントを見ていると、2015年の場合は、2月9日(月)〜15日(日)の週が最も盛り上がっており、最終日の15日(日)にFaschingzug:ファシングパレードが行われた。Faschingzugの参考HPはこちら

パレードのルートはこのような感じ。
Faschingzug-Map 01

11:55からパレードがスタートし、すべてのパレードが終点のSanderingに着くのは15時過ぎくらい。すべてのパレードが通り過ぎるのに1時間以上かかるくらい結構多くのチームが参加している。


2.Faschingzugの様子 その1
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パレード開始前、スタート地点にて。馬や衣装がまさにヨーロッパ。日本のパレードと趣が全く異なってとても新鮮。

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パレードが始まってしばらくは、Semmelstraβe(上の地図の,琉銘屐砲砲憧冤。参加しているチームは実に様々で、フランケン地方の伝統衣装を身に着けたチームや、会社で参加している場合は、そこの商品をイメージさせる山車があったり、他には地域での参加や、幼稚園、学校での参加などなど、とにかく賑やかでとても楽しくさせてくれる。

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面白いのは、日本では大規模農場でしかみないような大型のトラクターや動いているのが不思議な古いトラクター(2枚目写真)などで山車を引っ張っているところ。やはり、食べ物(農作物)とのつながりが強かったんだろうなぁ、という歴史を感じることができる。

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Faschingzugの主役は子供たちといっても過言ではない。下にも書くが、パレードの人たちがお菓子や雑貨を配りながら街を練り歩くため、子供たちは投げられたお菓子をかき集めて、手に持つ袋に詰めるのである。 また、多くの子供たちも色んな衣装で参加していて、見ていて本当にほのぼのとしてしまう。 多くの女の子がお姫様の衣装を着ていて、男の子は映画のキャラクターが多く、中には忍者の恰好をした子もいた(ドイツの子供番組で忍者が出てくるらしい)。

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使われているオープンカーはやっぱりBMW(1枚目)。いくつかのディーラーが協賛しているようで、所々に新車が使われていた。雰囲気的には、、古い車の方が合うのになぁ、、と思いながら。。2枚目は水回りの会社の山車。3枚目は、、男からすると目の保養でしょうか…。。(失礼しました…。)


3.クラプフェンとヘラーウとお菓子
少し見疲れたので、一休み。で、Faschingの定番と言えば、Krapfen:クラプフェンというジャムの入った揚げパン。ベルリンの辺りで良く食べられているお菓子で、ヴュルツブルグでもパン屋で1年中食べることは出来る。が、Faschingの時期になると、ほとんどのパン屋、スーパーにKrapfenが大量に並ぶ。これを食するのが定番、という事である。
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味は、まぁわりとフワフワのドーナツで、中のジャムも併せると結構甘い。が、軽い食感なのでパクパク食べてしまえる。なかなか。お店によって、色々なKrapfenがあるので、色々と試してみるのも楽しい。ヴュルツブルグのその他のパンを知りたい方はこちら

"Helau:ヘラーウ" というのは、祭りの中で交わされる挨拶で、パレードの人たちがこれを叫びながら練り歩いている。最初は何の事を言っているのかわからなかった。特に意味があるわけではないが、あいさつのようである。みんなと一緒に叫んでみるのもいいかも。。

パレードを見ていると、お菓子(飴やクッキー)や試供品のハンドクリームや人形、時にはバナナまで色々なものが飛んでくる。気を付けていないと結構痛い…。。まるで、東海地方で新築を建てたときに行う菓子投げの様である。。様子は動画がわかりやすいのでこちらを。動画の中で"Helau"と叫んでいるのも少し聞こえてくる。



4.Faschingzugの様子 その2
休憩後は、ノイ・ミュンスター教会(上の地図の△琉銘屐砲粒段から眺めてみることに。
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Domの周辺は、最も人の多い場所で、ドイツに来てここまでの人が密集したところを初めて見たレベルで大いに盛り上がっていた。人が多すぎるためか、子供は少なく、若者がかなり多く、みなビールやリキュールを飲んでいて、テンションが高く、やや危険な香りも漂うこのエリア。たくさんのお菓子が投げられるものの、それほど拾う人はいない為か、足元は色々なものが散乱している。瓶の破片もそこらじゅうにあって、とても拾って食べたいとは思わない。。子供が少ないのもうなずける。。
上から眺めるパレードもなかなか面白くて、しばらく眺めていたが、やや飽きてしまった。。なので写真は少なめ。。

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Domから旧マイン橋の方向を眺めると、これまた人、人、人。通り抜けることも出来ないくらい。大いに盛り上がっている。

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至る所にビールのスタンドが出ている。どのお祭りでも本当にみんなビールを飲んでいる。ビールを街中で飲むために祭りがあるかのように…。。個人的には、、お店でしっぽりと飲みたい派なので、、。


と、最後は少し、マイナス側なコメントになってしまったが、、これまで見て来た祭りの中で、一番の盛り上がりがあり、音楽も色々とあって、雰囲気も面白く、一番楽しいと感じた祭であった。来年は他の街(有名なケルンやデュッセルドルフ)を観に行ってみたいものだ。