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2015年10月:Porschemuseum追加

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Baden Württemberg:バーデンヴュルテンベルグ州の州都、Stuttgart。自動車や鉄道などの工業が早くから発達した街で、何よりもベンツとポルシェのホームタウンとして有名。

街にはお店が多く並び、中心部には宮殿もあり、広い公園もある。郊外にはぶどう畑も広がり、のどかな一面も持っていて住むにはとてもいい所だと感じている。(ぶどう畑の様子は後程アップ予定。)
そんなシュトゥットガルトの見どころ・食べどころを少しだけ。。そして、車好きとしてはベンツ博物館とポルシェ博物館も外せない。。


1.Stuttgart:シュトゥットガルト
1)位置
ドイツのなんとなく左下に位置する街。人口は60万人ほど。
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2)街の様子
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現在、中央駅は大幅な工事中。"Stuttgart 21"と称してStuttgartを中心にUlmまでの間の鉄道・道路網、街の構造を見直す一大再整備を行っているところ。全体の工事が終わるのは計画では2022年だが、恐らくもっと時間がかかるだろう。なぜなら、この"Stuttgart 21"プロジェクトは相当なお金がかかるため、世論からの相当な反発があり、何度も議論が行われているため。なんとかドイツにかじりついて、整備後の街を見てみたいものである。HPに説明のYoutubeもあり。

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中心部は歩行者天国になっていて、綺麗に整備されている。写真は日曜日のため、人はまばら。平日は多くの人でにぎわう。

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しばらく歩くと見えてくるのが、Neues Schloss:新宮殿。宮殿周辺は緑が広がっていて、人々の憩いの場になっている。

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そして隣にあるのがAltes Schloss:旧宮殿。ここはBaden Württemberg州の博物館になっている。中の造りがなんだか高級リゾートホテルの様…。。

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この時はWeindorf:ワイン祭りの真っ最中。出店がたくさん並び、Rathaus:市役所前のMarktplatzを中心に夜まで大いに盛り上がる。

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街の所々にアート作品があり、芸術の街の側面もある。臨時でこのような展示があることも。

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そして、駅と新宮殿の側から北へNecker川までずっと続くのが、Schlossgartenと呼ばれている公園。一部整備しきれてない感もあるけれども、、のんびり散歩するにはうってつけの公園。

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Necker川の側は水が湧き出るエリアで、温泉施設などもある。川を越えると、温泉で昔から有名なBad Canstatt。(Bad Canstattの様子はこちら(Neckar川サイクリングとゼクト発祥の地:エスリンゲン)参照)

お店が多いので、当然名物や美味しいものも食べることができる。そんな中で友人から教えてもらった気になったものを二つほど。。
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一つ目は、この地方の名物"Maultaschen:マウルタッシェン"いわゆる南ドイツ風餃子のハンバーガー屋さん。パンはドイツパンでよく使われるLaugen:ラウゲン系(Brezelなどで使われる手法で茶色になる。)であり、なんだか南ドイツを強引に合わせました、と言うなかなか面白い味。。あえて美味しい、とは書かないけど…。。ちなみにお店の名前は"I love Mauldasch"。店のHPはこちら

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二つ目は、お洒落で少し高級な雑貨や食品が並ぶ"Manufactum"のWallnuss-Campaillouと言うくるみのパン。このお店はドイツ各地にあるけれども、個人的にはドイツで買ったBrotの中で一番美味しいと感じている。まぁ、名前の通り、フランスのパンではあるのだけれども…。。やっぱりBrotはフランスかなぁ…。。

その他にも美味しいジェラートのお店などもあって、やっぱり大きな街はいいなぁ、とか感じてしまう自分がここにいる。。まだまだ散策しがいのある街Stuttgart。是非是非どうぞ。


2.Mercedes-Benz Museum:メルセデスベンツ博物館
1)場所と行き方
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Stuttgartの郊外、ベンツ工場のあるUntertürkheimに、その博物館はある。ただし駅は"Neckarpark"。

Stuttgart Hbf:中央駅からS-Bahn(近距離鉄道)に乗って2駅。S-BahnはS1(Kirchheim Teck行)に乗るが、Stuttgart中央駅は地下駅なので場所に注意。
S-Bahnのマップはこちら参照。
BenzミュージアムのHPはこちら

2)様子
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駅に着いたら、表示に従って歩くこと10分ほど。

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Museumの外観。BMW博物館に比べると見劣りするけど、、先進的な外観で心が躍る。10年前に卒業旅行で訪れた時は、工場の中のビルにあって、こんなにオシャレじゃなかったんだが…。。と、感傷にひたりつつ入場料を支払い、荷物を預けたらいざ中へ。

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上階かららせん構造の展示物を見ながら降りていく。初期のころの車には色んな工夫が見て取れて、本当に面白い。

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エンジンと鉄道や飛行機は切っても切れない関係性であり、もちろん戦争にもつながっている時代もある。こういった工業は戦争で発展した技術も多いだけに毎回複雑な気分になる。飛行機のエンジンにはやはり中空のエンジンバルブが使われているなぁ、、などと昔の職業病も出てきたりして…。。

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レトロな可愛くて上品なデザインが並び、その歴史の長さを肌で感じることができる。こういった土台が、日本の自動車メーカーはとてもかなわない。

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そして後半は、レース車の展示へ。この可愛い車はレース車両運搬車。

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様々な多少無茶なチャレンジもしていたり、一昔前のレースシーンは個性豊かで車両を見ていてもワクワクさせてくれる。この力って本当に尊敬に値する。
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そして最後は最近の車とコンセプトカーなどなど。思ったほど、燃料電池やハイブリットなどをごり押ししてこない展示方法には好感が持てた。悪く言うつもりはないけど、日本メーカーの自動車展示は、Ecoをごり押ししてくるところに、正直辟易することが多いので。。。

展示物の量がとても丁度よく、恐らくたくさんの作品が眠っている中、よくこんなにうまく展示しているなぁ、とちょっと感心してしまった。本当に丁度良い空間。ここは一度訪れておくべし!

ちなみに、博物館の少し奥には、ブンデスリーガのVfB Stuttgartのホーム"Mercedes-Benz Arena"が。酒井高徳や岡崎慎司が所属していたチーム。割りとチケットは取りやすいので、いつか観に来たいと思って時間が過ぎている。。
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3.Porchemuseum:ポルシェミュージアム
もう一つの目玉"ポルシェミュージアム"。10年前、大学の卒業旅行で訪れた時は、工場の隙間にちょこっとあるだけのミュージアムで、所狭しと歴代のレースカーが並んでいた印象が強かったが、数年前にミュージアムが建て替えられて綺麗になったらしい、と聞いていたのでようやく再訪することができた。
割とシンプルな展示で、どの車との距離感もとても近くて、ポルシェの歴史がとても分かりやすく、見終わった後の満足度はメルセデスベンツミュージアムにも勝るものだった。車好きなら是非!
1)場所
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Stuttgart Hbf(中央駅) からS-BahnのS6(もしくはS60)に乗って10分ほど。"Neuwirtshaus"駅の目の前にあるのがポルシェ博物館。(2枚目写真に写っている建物がミュージアム)
S-Bahnのページはこちら(DBのHP)。

2)様子
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駅の周辺はポルシェ一色。普通にたくさんポルシェが走っていて、その走行音を聞いているだけで心が躍りだす。そして、2枚目写真にある入り口前に並べられたポルシェは、なんと試走用のもの。受付で申請すれば乗ることができるらしい。。

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館内はメルセデスベンツミュージアムの様に、らせん形状になっており、歴史に沿って展示されている。受付でオーディオガイドを受け取るが、なんと日本語対応。"ドイツ語勉強"なんて言葉はどこへやら、、もちろん日本語で。

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元々メルセデスベンツのデザイナーとして活躍し、その後に個人のデザイン事務所を開いたフェルディナント・ポルシェ。初期のころの車のデザインやボディー構造は相当画期的だったんだろうなぁ、とシミジミと感じるエリア。今見てもただただ美しい。。

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そして外せないのは何といってもフォルクスワーゲンのカブトムシ。非力なエンジンでもどこでも走れるように、そして一般の人でも買えるように、様々な工夫が込められている。中でも軽量化の基本的な考え方が今と変わらないところに驚く。そして、今の車とほぼ同じ形をしている。80年も前から基本構造が変わっていないと言うことは、この車がどれだけ完成度が高かったかを示しているんだと思う。

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そしてレースカーの歴史。アルミボディの開発や、様々なレースのレギュレーションに沿った様々な仕様の車達。

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そして、何といってもル・マン。昔プラモデルで作った車も並んでいて、ポルシェの魅力がひしひしと伝わってくる。

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もちろん"911"シリーズの歴史もばっちり。フォルムが昔とほぼ変わっていないことを改めて感じることができる。

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個人的に好きだったのがこのトラクター。ポルシェディーゼルが作ったエンジンが載っており、結構な数が売れたんだとか。今でも使っている人もいるらしいから、この先、どこかの農園で出会えるのが楽しみである。

他にも、いくつかの車両のエンジン音と振動を体感できるエリアがあったり、これらの展示車両をメンテナンスする工場が見れたり、楽しめる場所がたくさんある。
オーディオガイド対応の展示がかなり多く、ポルシェの真髄を感じることができた。こう言う魅力の伝え方ができる会社って少ないよなぁ、と日本の自動車会社に対して少し寂しさを感じてしまった、というのは本音の話。

ドイツ国内には、BMW博物館やフォルクスワーゲン博物館もあるので、いずれ機会を作って訪れようと思う。


こんな雰囲気のStuttgart。街も綺麗で住むにも丁度良く、今後も大きく変化していく街なので、時々訪れて堪能していこうと思う。