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ボーデン湖サイクリングの2日目最終日。目的地のKonstanzを目指す。
Lindauからの1日目の様子はこちら(ボーデン湖サイクリング その1 Lindau〜Friedrichshafen)


1.サイクリングルート
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2日目は、"Friedrichshafen:フリードリヒスハーフェン"から"Meersburg:メアースブルグ"までまず走り、そこから"Konstanz:コンスタンツ"までフェリーで湖を横断。その後、Mainau島とReichenau島を周り、スイス側から"Konstanz:コンスタンツ"を目指すルート。

2.Hagnau am Bodensee : ハグナウ
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Friedrichshafenの朝日を浴びつつまずはMeersburg:メアースブルグ方向へ向かう。

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この辺はブドウ畑が広がっていて気持ちの良い景色が広がっている。

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15km程進むと大きなオートキャンプ場が。その浜がなかなか良いところ。

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ボーデン湖の遊覧船が止まる桟橋。今日も天気が良くて良かった。小休憩してMeersburgへ。


3.Meersburg:メアースブルグ
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山(岩?)の上にある旧市街と要塞。そしてそこから見えるボーデン湖の景色が綺麗な街。街の地図のダウンロードページはこちら

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Hagnauから4kmほどにあるMeersburg:メアースブルグ。道沿いにはぶどう畑が広がり、とてもいい。この辺りの雰囲気、、大好きかも。。

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Meersburgに到着。綺麗な港と綺麗な街並みが出迎えてくれる。

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そして山の上へ。

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山を登ると、そこには小さいながら可愛い建物が並ぶ旧市街が。塔が一部残っていて、趣深い。

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街中にはお店が並び、良い雰囲気の小道が続いている。

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そして要塞とボーデン湖のコラボ。すぐそばの展望台からは、この後乗るフェリーが見えていて、奥の陸地はこの旅の目的地であるコンスタンツ方面。Meersburgをのんびり周って、次は楽しみの一つだったフェリーに乗ってMainau島へ。


4.フェリー : Meersburg〜Konstanz
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フェリーとは言えど、地元の人からすると渡し舟のようなもの。ドイツの大きな川では色々な所で渡し舟を見るけど、ここは距離もあるのでフェリーになっている、と言うだけなのかな。自転車でフェリー乗り場に入っていくと、丁度出発間際のフェリーがいたので、そのまま乗船。そして出発。
15分おきに発着しており、だいたい30分程の乗船。大人:片道€2.90。自転車:片道€2.30。時刻表はこちら。値段はこちら参照。

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湖上から見た景色もまた違っていて良いもの。この水がライン川を通って、アムステルダムまで流れていると考えると非常に感慨深いものがある。

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そして、Konstanz側へ到着。この後、Konstanzの中心部方面とは反対側、花の島Mainau:マイナウ島へ。


5.Mainau (Insel) : マイナウ島
ドイツでは花の島として有名なマイナウ島へ。名前だけは聞いていたけど、想像以上に完成された場所で、しかも歴史もあるところだった。ボーデン湖の温暖な気候を象徴している雰囲気はとても気持ちのいいもの。

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フェリーから降りてマイナウ島へ向かう。多少のアップダウンがありつつ、結構ローカルな雰囲気の中を進む。

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島の入り口に到着。ここに来て初めて、入場料が必要なことを知る。。と言うより、元々、花が咲き乱れているただの小さな島で、市民公園みたいになっている、というイメージだった。(ただの予習不足。。)
実際は、大人€19かかる植物園のようなもの。チケット情報はこちら。シーズンオフ€9.5となるらしい。
元々荒れた島だったが19世紀後半から領主が花を植えはじめ、のちに一般公開されるようになったのだとか。

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入場ゲートを越えて橋を渡って島へ。なんだか江の島みたい。。ちなみに、来ている人たちは、年齢層が高めの集団もしくは家族連れが多く、一人で歩いている人やアジア人はあまり見かけなかった。ドイツもしくは近隣の国の人たちに愛されてる場所なんだなぁ、と言う印象。

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歩いていくと最初は日本の動植物園のような雰囲気が続いていて、子供たちの遊び場があったり、動物ふれあいコーナーがあったり。2枚目は、陰から2匹に覗かれていた時のもの。

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だんだん、花が増えてきて、やって来たのが"ダリア"のエリア。250種類12,000本がちょうど満開を迎えていた。普段あまり花の写真を撮らないけど、、、やっぱこの島に来たら撮るっきゃない…。

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今までダリアってあまりちゃんと見たこともなかったけど、バラに劣らず本当に様々な種類があって、大きさも様々でその綺麗さを実感。

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まだ開花が始まったばかりだったけど、バラ園もここは有名。品種名も全部書いてあったけど、、そもそも日本でも品種名とか知らなかったし、、直感で鑑賞するしかない。。

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高台にあるマイナウ宮殿。そばには大きな温室もあって、たくさんの蝶が舞っている中、色々な種類のランを見ることができる。この辺りが中心エリア。手入れもしっかりされていて、綺麗で歩きやすい。庭園で少しゆったりして、色々なことを思い返してみたり。。。

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そして島の出口へ。島の中心部は森の様になっていてマイナスイオンだらけ。ここの並木道は結構な大木で、とても清々しいいい雰囲気だった。

想像をはるかに超える綺麗な雰囲気と見どころでついつい長居したくなったが、元々それほどの時間を予定していなかったため、足早に2時間程で次に向かうことにした。正直、ここは4〜5時間かけてゆっくり回りたいし、カフェとかでゆっくりしたいところだった。親が花好きなので、連れてきてあげたら喜ぶだろうなぁ。。次はそのタイミングかな、、なんて思いながら次の目的地Reichenau島へ。

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Reichenauまで9.5kmほど。しばし湖を離れて内陸へ。丘越えで急坂を登っていく。2枚目写真はMainau島を高台から見たところ。この後自転車がちょっと壊れるハプニングもありつつ、、なんとか。。


6.Reichenau : ライヒェナウ島
いよいよ、今回の中でももっとも楽しみだった場所の一つ、"Reichenau:ライヒェナウ"へ。僧院の島として、世界遺産に登録されている。wikiはこちら

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丘を越えて、ボーデン湖のお隣 "Untersee:ウンター湖" 側へ。2枚目写真はReichenau島へ渡る橋。いよいよライヒェナウだっ!!

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上陸!(ちなみにこんな狭い道路でも70km/h制限ってのがドイツ。。車道は怖くて走れません。。) 島はそこそこの大きさ。端から端までだと4kmくらいあるので、歩きだとゆっくり歩いて1時間半くらいのイメージ。

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ライヒェナウ島の雰囲気を最も表している1枚。起伏はほとんどなく、農業が盛んなのどかなゆったりとした景色が広がり、心がとても温まるトコロ。

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Reichenau島周辺には広大な湿地が広がっていて、多くの水鳥が生息している。自然ってスバラシイ。。

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漁業も盛んで、チラホラ魚屋も。可愛かった看板を一枚。。

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そして、島の中心部に建つ修道院、聖ゲオルク教会(St. Georgskirche)へ。1000年頃に描かれた壁画"キリストの奇跡"が有名。教会内は派手さはなく、全てが落ち着いた雰囲気。ドイツ版wikiはこちら(写真アリ)。

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ゆったりとした家々に、花が咲く庭に窓。ドイツと言うかスイスと言うか、いやー本当にいい所。

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そして島の一番奥へ(上の地図の左上)。Sankt Peter und Paul Kirche:聖ペーター・パウル教会。周辺は野菜畑に花の温室が広がっている。

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湖沿いももちろん素敵。サーフィンは波がないのでパドルサーフィンだろうなぁ。魚釣りしたらよく釣れそう。。

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教会近くのお店で "Fischstäbchen und Pommes:ライヒェナウ風フィッシュアンドチップス" を頂く。川魚だけど、新鮮だからか臭みは全くなく、美味しかった。この "Apfelschole:アップルショーレ" がやけにうまかったけど、、サイクリング中だからだったからかな…。。

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いわゆる湖水浴場かな。水はそれほど冷たくなかったけど、泳いでいる人はおらず。休暇シーズンが終わったからなのか、穴場なのか。。??

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地図で見ていて気になった "Solar Fähre:ソーラーボート" なるものを見に港へ。丁度良い時間にボートが出ていて、自転車も積めるようなので乗ってみることにした。対岸のスイスへ。 2枚目写真はレンタカヌー。カヌーとかそりゃ気持ちいいだろうなぁ。。


7.Sorlar Fähre : ソーラーボート
Reichenau島とスイスのMannenbach:マンネンバッハを結ぶソーラーボート。約1時間間隔で運行されている。時刻表はこちら参照。
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定員は10人くらい。なんだか手作り感たっぷりの見た目で、港に入って来た時に良い意味で期待を裏切ってくれて、すっごくワクワク。。

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屋根にソーラーパネルが貼られていて、速度はとってもゆっくり。雨の日は時々運休になるんだとか。この日でもそこそこ揺れたので、風に強い日は結構スリリングなんじゃなかろうか…。。しっかし面白い。

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そしてスイス上陸!ちなみに、パスポートチェックは特に何もない。


8.スイスを走る
"Mannenbach:マンネンバッハ" から湖沿いにKonstanzを目指す。だいたい15km程。
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スイスの街並み。。と言ってもそれほど変わるわけもないが、なかなか可愛い家たちが並んでいる。

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スイスだな、と感じたのは道路標識類。ドイツとは色使いも異なっていて、異国感たっぷり。

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電車沿いを電車と並走〜。野菜畑にはドイツのスーパーではおなじみFenchel:フェンヒェル。日本ではせり科のウイキョウ。こちらでは根元の膨らんだ部分を玉ねぎのように使い、スープなどによく使われている。実はフェンネル(英語名)として知られている香辛料。なかなか美味しい好きな野菜の一つ。

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スイス側からReichenau島を望む。

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そして進んでいくと国境のコントロールへ。銃を持った兵士?役人?が通行する車をチェックしている。ちなみに、歩行者は特に何もなく通過。(以前、車でバーゼルへ行ったときは、コントロール通過時にパスポートをチェックされたが、どうも怪しい車だけチェックしている様子。こういう時、アジア人は結構な確率でチェックに引っかかってしまうのは仕方のないことか…。。) そしてドイツへ。


9.Konstanz : コンスタンツ
最終目的地のKonstanzに到着。電車までの間、旧市街などを散策してみることに。
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昔から港町として栄えたコンスタンツ。歴史的な建物も割と残っている。ボーデン湖・ウンター湖にはほぼ橋が無いので、橋のあるコンスタンツに多くの車が集まるらしい。なので大通りの交通量は結構なもので、自転車での通行は少し注意が必要。

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港は大きく、港を中心に発展している街。

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ボーデン湖とウンター湖をつなぐ川。ここもライン川だったりする。

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旧市街は細かい路地があり、なかなかいい雰囲気。デザイナーのお店も多くみられる。

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旅の締めくくりは、そのライン川沿いでビール。そして、コンスタンツ風ブイヤベース。少しピリッとしていてサフランの香りのするなかなかの美味。コンスタンツは料理が美味しい街なのかもなぁ。


夏を締めくくる自転車旅も無事に終了。天気に恵まれて本当に最高のサイクリングだった。また来たいと心から思えるボーデン湖。次はもっとのんびりしにきたいなぁ。。さてさて、日常生活に戻ってがんばろう。

・ ボーデン湖サイクリング その1 Lindau〜Friedrichshafen