2015年4月。
紆余曲折ありつつ出来るだけ希望に近い職場として、選んだ「Sushi Samurai」。
しかしながら、わりとすぐに給料の遅延が常態化している職場であることに気付く。せっかく得ることの出来た "就労ビザ" でもあるし、最低でも1年は続けたい、とは考えていた。保身として、弁護士保険に入ったりして自分なりに対策はした。一方で、できるだけ早くこの経営者からは離れた方が良いのは間違いない、と言う思いも強く、2015年7月頃の心は揺れに揺れていた。
そんな時、ヴュルツブルグの寿司屋から求人中との情報が入り、結構な一大決心をしてヴュルツブルグに戻ってくるところからこのページは始まる。

この頃のざっくりとした概要は、こちら(2015年の総括と2016年の展望)を参照。
就職に関する話はこちらも参照。






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今回の転職に関して申請面で行ったことは以下の通り。
1.就労ビザの変更申請
2.住民登録
… 詳細はこちら(ヴュルツブルグ Zellerauの住民登録)参照。
3.健康保険会社の変更申請
4.Steuer ID(納税個別ID)の取得
… 詳細はこちら(税務署にて Steuer ID:納税個別 ID の取得)参照。
5.Gesundheitszeugnissの取得
… 詳細はこちら(飲食店アルバイトに必要な証明書 "Gesundheitszeugniss")参照

なお、「4.SteuerID」については、"州をまたいでも同じIDが使える"、と言う話と州が変わると、"新たに取らないといけない"、と言う両方の話を聞いているので、転職時に必ず必要かどうかは定かではない。私の場合は、そもそもSteuer IDを持っていなかったので、ヴュルツブルグでの申請・取得となった。
また、「5.Gesundheitszeugniss」については、1度持っていれば州をまたいでも使用可能なので、"本来は"転職の際に行うものではない。前のレストラン「Sushi Samurai」がいい加減過ぎただけである。

という事で、1 と 3 について経過を少しまとめておきたい。これまたスムーズにいかないのがドイツ。。。


1.就労ビザの変更申請
ドイツに来てまだ3年以内なので、申請した職場でしか働くことが許されない就労ビザとなる。ビザと一緒に受け取るZusatzblatt(ビザの付随証)にその職場情報が記載されているので、転職をする際にビザの変更申請が必要となる。(なお、3年以上経って、Zusatzblattから職場情報の記載が外れてしまえば、転職時の申請は不要。)

変更申請完了までの流れ
1) 9月15日 Würzburg Rathausにて申請 … Kirchheimで申請するように勧められる
2) 9月16日 Würzburg Landratsamtにて申請 … 顔見知りの担当者に申請を依頼
3) 10月5日 申請結果確認 … 申請が進んでいないことが発覚。Kirchheimで申請するように、と言われる。
4) 10月6日 Kirchheim Rathausにて申請 … 働く街(Würzburg)で申請するように、と言われる。
5) 10月8日 Würzburg Rathausにて住民登録+ビザ申請 … 住民登録の個人データ変更に1週間かかるため、Kirchheimでの申請を勧められる。
6) 10月9日 Kirchheim Rathausにて申請 … 住民登録(転入届)済みならもうKirchheimでは申請できない、と言われる。
7) 10月20日 Würzburg Rathausにて申請 … 個人データが更新され、無事に申請完了。
8) 11月2日 申請完了。Zusatzblatt受領。
受領まで2か月弱も。場所によって担当者によって言う事がバラバラで、、本当に疲労困憊した申請について少しご紹介。。。(うだうだと長いので、申請の注意点だけ見たい人は9)へ。)


1)9月15日 申請のうだうだその1 〜結局自分でやる方がいい〜
ビザの申請は、決まった機関での審査があるため、早くても3週間くらいはかかると言われている。
9月中旬にヴュルツブルグへ引越してお店に行ってみると、、、事前に行ってもらっていると思っていたビザの申請が全くされていない。。。

すぐに店のオーナーが市役所に申請に行ってくれたが、、、「 "ヴュルツブルグで申請すると通常以上(1か月以上)の時間がかかるから早く手にしたいなら元々住んでいたKirchheim (Teck) で行うように" と言われた」と言って怒って帰ってくる始末。。担当者もオーナーの顔なじみから代わってしまっており、融通も効かない始末。

理由をまとめると…
・ ビザに関する個人書類がヴュルツブルグの市役所に無いので、取り寄せてからの申請になる。(特に州をまたいでいることも大きな理由かもしれない。)
・ 住民票の変更をまだやっていないため、元の街で申請したほうが色々な手続きがスムーズ。


2)9月16日 申請のうだうだその2 〜顔見知りの担当者を頼って〜
そんな話を聞いて一つの考えが思い浮かんだ。
元々、就労ビザの申請はヴュルツブルグのLandratsamtで行ったため、もしかしたらそこに自分の書類があるのでは?と。さらにKirchheimまでわざわざ行くのも1日仕事になるという事もあり、一度Landratsamtへ行ってみることにした。
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9月16日、Landratsamtへ。(Landratsamtの詳細はこちらのページ参照。)
ここの外人局には過去に何度もお世話になっていることもあり、顔見知りの担当者がいる。今回も、その人に経緯を話をしてみたところ、なんと良い返事が。
「本来、管轄が違うからここでは申請できないが、代わりにやってあげるよ。」と。。。

という事で、申請書類一式を預けて、しばし待つことに。


3)10月5日 申請のうだうだその3 〜意気消沈〜
申請が進めば来るはずだった連絡が来ないこともあり、また、1日も早く仕事を始めたいこともあり、Landratsamtを訪問へ。

すると、、、、その担当者が長期休みで不在。別の若い担当者に経緯を説明したところ、、「何を言ってるんだ?ここでそんな申請が出来るわけないでしょ。」的なとてつもない冷たい対応をされてしまう。休んでいる担当者に連絡してほしい、と言っても一切対応してくれず、さらには、手渡した書類一式もすべて所在不明に。
何を言っても埒があかず、意気消沈して帰宅。。。

この夜はイライラして本当に寝付けなかった。。。。。。無駄な3週間だった。。。


4)10月6日 申請のうだうだその4 〜振り出しに戻ったが…〜
意気消沈していても仕方ないので、次の日にKirchheim unter Teckへ。
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もう2度と来ることは無いと思っていた街並みを歩き、Rathaus内にある外人局へ。

窓口にて申請したところ、、、
「ヴュルツブルグで働くなら、ヴュルツブルグで申請するべき。ここでは出来ないよ。」と。。さすがに簡単には引き下がれないので、経緯を説明して、ヴュルツブルグの市役所に電話で確認してらった結果、、、、「ヴュルツブルグで先に住民登録をして、それからビザの申請をした方が早い。」 とのこと。

1日でも早くビザを手にしたいこともあり、、、結局Kirchheimでは何の収穫もないまま帰路へ。。


5)10月8日 申請のうだうだその5 〜確かにそうかもしれないけど…〜
ヴュルツブルグのRathausへ。まずは住民登録(詳細はこちら"ヴュルツブルグ Zellerauの住民登録"参照)。
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次に外人局へ移動して、ビザの申請へ。するとすると、、
「まだ住民登録の個人データが変わってないから、データ変更が終わってから来てちょうだい。」と。。。
「データ変更には1週間ほどかかるから、早く申請をしたい場合は、Kirchheimでするといい。」と。。。

まぁ、、データ変更に時間がかかるのは、、わかるけど…。。もうちょっとなぁ。。。横のつながりがなんとかならんものなのか…。。州も違うし仕方ないのかな…。。

ビザが無いため、お店でも正式には働けないし、1日でも早く申請を終わらせたいので、、またKirchheimへ行くことに。


6)10月9日 申請のうだうだその6 〜もう、、いいです。。〜
3日前に来たKirchheimに。片道4時間くらいかかるので本当に疲れる。。そろそろ集中力も切れ気味。。
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またこの街並みを見ることになるとは。。。再びRathausの外人局へ。

昨日のヴュルツブルグでの経緯を説明して、ビザの申請を。その結果、、
「ヴュルツブルグで住民登録をしたのなら、もうKirchheimではビザの申請は出来ない。」とのこと。
もう、雰囲気的に、良い気配が全くなかったので、すぐさま撤収。滞在時間10分程。早かった…。。

帰路の電車の中で、自己嫌悪に陥るばかり。何をうだうだやっているんだ、と。。(なにもせずに帰るのは癪なので、途中の行きたかった街へ寄って帰ってきた、と言うのは少しの慰めのため。。。)

無駄な時間がどんどん過ぎていく。。


7)10月20日 申請のうだうだその7 〜やっとのことで〜
住民登録の個人データが更新された頃、三たびヴュルツブルグRathausの外人局へ。ようやく申請へ。

ヴュルツブルグ外人局に予約なしで訪れる方法
ヴュルツブルグ市内に住んでいるので、外人局の場所はRathaus内。
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2枚目写真の機械で受付Noを発行し、順番になると上の液晶画面に番号が表示されるシステム。
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1枚目写真…表示言語の選択。(以下の表示はドイツ語。)
2枚目写真…予約有無。予約が無い場合は「Nein」を選択。
3枚目写真…EUの国籍かどうか。EUではないので「Nein」を選択。

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1枚目写真…一番上が、一般項目なので、それを選択。二つ目は学生や研究員など。
2枚目写真…苗字のイニシャルを選択。
機会の右からNoの書かれた紙が発行されて受付完了。

滞在ビザ修正申請の必要書類
・ 滞在証明証(ビザ)
・ 滞在証明証のZusatzblatt(付随証)
・ 申請書類

就労ビザの申請書類。
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ちなみに、このフォーマットはヴュルツブルグRathausのHP上からはダウンロード出来ないので、事前に外人局へもらいに行く必要がある。

これらの書類を提出してようやく申請が終了。ずいぶん遠回りをしたもんだ。。


8)11月2日 申請その8 〜完了〜
修正申請から1週間半ほどで連絡があり、受領のために外人局へ。
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この景色も飽きてきたころだけど、、、ようやく終わると思うとなんだか明るく感じるような…。。
Zusatzblatt

窓口で新しい"Zusatzblatt:付随証"を印刷してもらい、無事に完了。カードはそのままなので費用は"無料"。
裏面の働き先が"Kham Sushi Bar"へ変更されている。カードがそのまま、という事はつまりは、"有効期限の変更は無い"という事。残りの期限は半年なので、またこの外人局に来ないといけないのは憂鬱だけど…。

まぁ、何にしても、最初に動き出してから1か月半強。移動距離も含めて、本当に遠回りをしてしまった申請だった。。


9)総括 〜反省点と助言〜
今回の経験をふまえて言える事。。。
引越後、住民登録(転入届)を行ってからビザの変更申請をした方が良い。
一日でも早くビザを手にしたかったこともあって、色々な変化球ばかりを求めすぎた結果、大きく遠回りをしてしまった今回の申請。
普通に住民登録からやっていれば、住民登録と個人データの更新で1週間+変更申請から終了まで2週間、計3週間で完了できる。
人によって、場所によって言う事が異なるドイツ。横のつながり(特に州をまたぐと。)がほぼ無いドイツ。資料が揃っていないと進まないドイツの手続き。これらを考えると、少し時間がかかったとしても、1つの外人局、1人の担当者にすべてを任せた方が良い。そう強く思う。


2.住民登録
… 詳細はこちら(ヴュルツブルグ Zellerauの住民登録)参照。


3.健康保険会社の変更申請
今回、新旧の職場で、健康保険会社が変更された(変更になってしまった)ためにやらないといけなくなった保険会社の変更申請。さらに、問題になったのが、ビザの変更申請に時間がかかったため、その間、1か月半の保険料を自分で支払う羽目になってしまったこと。

なお、健康保険会社の変更自体は会社で行ってもらえる。それぞれの会社で、よく利用している保険会社と言うのがあり、採用者の希望を言わない限り、自動的に指定の保険会社になってしまう。今回、旧レストランでは"DAK"に加入していたが、新レストランでは"AOK"への加入となった。

今回個人でやらなければいけなかったことは以下の事。
・ 旧保険会社(DAK)へ、仕事をしていなかった間の保険アンケート(所得・所帯)回答。
・ 旧保険会社(DAK)へ、仕事をしていなかった間の保険料支払い。
・ 新保険会社(AOK)へ、保険アンケート(所得・所帯)回答。

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前職を辞めてしばらくするとこういった質問状「Einkommenerklärung:所得税申告」が送られてくる。保険の価格が所得と家族構成によって決まるため、その回答をしなければいけない。結構重要なアンケートなので、出来るだけ早く記入して、メールなり保険会社の事務所なりに回答をする必要がある。

という事で、今回の場合は、ヴュルツブルグのDAK事務所(場所はこちら)へ。なお、新たに加入した保険会社からも同様のアンケートが送られてくるので、出来る限り早く回答をしたほうが良い。

回答の1週間後くらいに、1か月半の請求がきて、€165,37ナリ。結構高い。。。ビザが遅れたために正規で働く時期も遅れて収入も少なかったし、こんな保険費用の支払いもあるし。。となかなかご入用な時期であった。。

やっぱり転職って色々と大変だ。。。


4.Steuer ID(納税個別ID)の取得
… 詳細はこちら(税務署にて Steuer ID:納税個別 ID の取得)参照。


5.Gesundheitszeugnissの取得
… 詳細はこちら(飲食店アルバイトに必要な証明書 "Gesundheitszeugniss")参照


以上、かなりややこしい状況だっただけに、書くのに時間もかかってしまった上に読みにくい文章となってしまった。。。折を見て少しずつ改訂していくことにしよう。。

さあーて、新しい職場でがんばろうっと。