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ヴュルツブルグに戻ってきてあっと言う間に1年が過ぎ、気付けばドイツ滞在も2年半。
たくさんの出来事があり、濃密な生活が続いている割に、思い返すとすごく早かったこの2年半。寿司の経験も1年半くらいだけど、かなりみっちりと教えてもらっているおかげで、自分なりには納得のレベルにはいると感じる(もちろんまだまだだし、日々勉強である。)。一方、ワインの世界に向けても、しっかりと1歩目が見えてきたし、ここまでのドイツ生活は概ね予定通りだと感じる。

そんな中、ドイツの生活で欠かすことの出来ない"語力"については、と言うと、正直まだまだ足りない。とは言え、悲観する程では無くなってきているし、この先のドイツ人社会での生活を考えても、何とかなるだろう、と言う所にはいる。正直、「海外に2年半住んでいました」なんて聞くと、だれもがペラペラになっていると思うかもしれないし、自分だって日本に居たころにそんな人がいたら、ペラペラが当たり前、と思っていただろう。が、現実はちょっと違う。そんな自分の語力を少し評価してみようと思う。


1.読み書き
変わらず辞書が手放せないものの、だいぶ色んな決まり文句も入ってきているので、友人あてのE-Mailや手紙であれば、スムーズにそれなりに長い文章も書ける。ただ、かたい文章(会社宛てなど)は、イマイチ書き方のレパートリーが無いため、結構な時間が必要。
読む方は、新聞の様な記事でも、わからない単語は大量に出て来るものの、文章の構成がすぐに理解できるようになっていて、どこが主語でどこが副文で、どの動詞がどの名詞にかかっているのか、、辺りは、割と悩むことは無くなってきている。あとは、よっぽどレアな動詞でない限り、過去形などを見れば原形がすぐにわかり、辞書ですぐに意味を確認できるようになってきている。読みに関していえば、この1年で一番伸びたところではないだろうか。
それほど分厚くはないけど、ドイツ語の小説も読んでいたりするし、ワインに関する教科書も辞書片手ではあるけど、読んでいる今日この頃である。


2.話す
相変わらず、ここがネックで、自分から積極的に話すことはほとんどないけど、時々訪れる"意思を伝えないといけない"場面においては、わかるイディオムや動詞をつなぎ合わせて、ほぼどんなシチュエーションであっても伝えることは出来るようになってきた。もちろん、だいたいの場合は、文法的にむちゃくちゃで、しゃべった後に、「あーあの文章だと動詞が最後だったなー」、とか「動詞の形が違ったなー」、なんて事はザラである。
以前と何が変わったかと考えてみると、今はドイツ語を喋る場面でも、それほど気負いすることが無くなったことだろうか。いわゆる"場慣れ"なのかな。


3.聞き取り
さすがに、聞き取りはだいぶ伸びたと感じる部分。意味は分からないくても、どんな動詞を言っているかはわかるし、うまく聞き取れない時でもテーマはわかるので、"Wie bitte?" と言って、もう一度言い直してもらえば、生活上のシチュエーションであれば、ほぼほぼ理解できる。わからない単語がまだ多いし、ちょっとしたニュアンスの部分はまだまだ分からないけど。
あとは、ドイツ人の文化に接してきたことで、感情の表し方や表現方法が少しずつ理解できてきたこともあってか、言葉以外の部分、例えば雰囲気や使う単語などから、トータルで理解できるようになってきたことも大きいような気がする。

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4.総合力
1年前と何が成長しただろう、と考えてみると、、、一番変わったのは、小さな間違いを気にせずに、大胆になれているところ、だろうか。あとは、場慣れしたことによって、だいたいの場面で心の余裕を持てるようになり、知識を十分使って会話が出来るようになったところ、だろう。
そういった総合力が上がってきたことで、ドイツ語のニュースを何となく意識もせずに聞くようにもなったし(まだ半分くらいしか理解できないし、、いつも結局見るのは Yahoo Japan だけど。。)、寿司カウンターで働いている時に、お客さんの会話に耳を傾けてみることも多くなったりもしている。

なんとなくだけど、一つのラインをこの一年で超えたような気がしている。改めて考えてみると、いつからかはよくわからないけど、ドイツ語に対して無駄に身構えていた自分がいなくなったような感覚がある。根拠はないけれども、ここからグッとドイツ語が伸びていきそうな気がしている。


この先、ワイナリーでの実習が決まっていて、完全にドイツ人としか接しない生活になる予定である。今、そんな生活が楽しみでしかない。この2年半でドイツ語をゆっくりながら伸ばしてきた成果が、今の"落ち着き"に現れているのだろう。

まだまだこれからドイツ語で苦しむことも多いと思う。相手の感情が聞き取れて、自分の感情も伝えられるようになるこれからの方が、”生活”の上で、大変だろうと思うけど、グッと伸びていく自分が楽しみである。

1年後にこの続きを書くときは、どんな自分になっているんだろうか。。

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