完全なる趣味の自転車について。

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ドイツに来て3年が過ぎようとしている。気が付くと自転車も3台目。。
どこか不調になってしまって買い替えるわけだけど、別にドイツの自転車(だいたい台湾製だろうけど。)の耐久性が無いわけではなく、やっすい自転車を買うから壊れやすいし、何より愛着が持てない。

周りを見れば、自転車道ではすっごい格好いい自転車がたくさん走っていてそして何よりも速い。
エンジニア魂というか、モノ造り魂が沸々とわいてきた今日この頃、丁度2台目が不調になっていたので新しいマシンを作ることにした。

テーマは、「今後の一つの夢であるトライアスロンにも使えるロードタイプの自転車。」

今回はほとんどの部品をe-bay(ネットオークション)で購入。渡独後すぐにe-bayは使い始めていて、色々な検索をしているとドイツ語の勉強にもなっている実感があるので、e-bayもドイツ語勉強の一助になる、というテイで書いてみようと思う。


1.これまでの自転車遍歴
1) 1台目
渡独後すぐにFrohmarkt:フリーマーケットで購入。
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毎年5月中旬に行われるヴュルツブルグ最大のFrohmarkt。価格は35€也。

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1枚目が購入直後。結構ひどい状態で、タイヤ、サドルを変えたりしてとりあえず乗っていたが、ギヤの摩耗も大きくてチェーンが飛ぶようになってしまったため、最終的(2枚目)にはリヤホイール、フロントギヤ、リヤディレーラー、チェーン、ペダルなどを交換した。その後フレームの異音が気になりだし、フレームの溶接部にひびが入っていることが発覚したため、最期を迎えた。
約1年半。マイン川やロマンティック街道、ライン川やボーデン湖などなど色々な所を走りまくった1台。

マイン川サイクリング その1 Wurzburg 〜 Ochsenfurt
ロマンティック街道サイクリング 1 ローテンブルグへ その1
ライン川サイクリング その1 ケルン 〜 コブレンツ
ボーデン湖サイクリング その1 Lindau〜Friedrichshafen


2) 2台目
1台目にフレームの不良が見つかったため、e-bayでフレームを購入して部品を1台目から移植して作成したのが2台目のこのマシン。
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Kettlerというドイツの会社。とっても古いモデルだけど、街中で時々出会うので有名らしい。
1枚目はフレームを買ってタイヤだけ付けた状態。フレームがe-bayで約40€。古いタイプのフレームではあるがアルミ製で非常に軽かった。その他部品はほぼ移植して2枚目の状態に。格好は度外視して、長旅時に必須の泥除けを装着。
シンプルなデザインで軽くて気に入っていたが、中古品かつ適合もあまり調べずに買ったためかすぐに調子の落ちるディレイラー類。そして何よりリアブレーキがカンチブレーキと言う特殊品(骨董品?)。かつ地面に近い位置にリアブレーキがついていたので、すぐに泥で汚れ、動きが非常に悪くなる始末。だんだん愛着が無くなり、完全にリアブレーキが固着したため、最期となった。
Stuttgart近郊やロマンティック街道の後半はこの自転車で走破。

ロマンティック街道サイクリング 3 Rothenburg〜Dinkelsbuehl


2.自転車の部品名称
いざe-bayで部品を探すとなると、ドイツ語の部品名が全く分からない。英語とも全然違うし。。
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こちらが部品名称一覧。これを使ってe-bayで検索検索!!


3.3台目の作成条件
・ 目標の一つであるトライアスロンでも使えること。(ロードタイプ。最低でもクロスバイク。)
・ 単なる憧れからディスクブレーキ。(実際にはロードバイクにディスクブレーキは少ないらしい。。)
・ 最近はやりのブルホーンハンドル。
・ 予算は500€。


4.部品
1) Rahmen : フレーム
フレームはしっかりとした信頼の出来るものを選びたかったので、ノンブランドの物は避け、実績のあるブランド物をチョイス。と言っても、フレームは新品だと高いため、中古品で探すことに。
しばらく探していて、たまたま出品されたのが「Merida : メリダ」のクロスバイクフレーム。もちろん少し前のモデルだし、フロントサス付きなので重いのがネックだけど、、状態も非常に良さそうだし、色合いも好きなので、こちらで即決。
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・ Rahmen:フレーム・・・Merida Crossway 800 500km走行のGebraucht:中古品。Sattel:サドル、Lenker:ハンドル、Innerlage:BB付。
100€+Versandkost:送料 9,9€。計109,9€。

Meridaは台湾の有名メーカー。ドイツでは有名で、最近日本でも増えているんだとか。HPはこちら。しっかりとした技術のある会社。
アルミフレームでもちろんディスクブレーキ仕様。ブレーキの規格はInternational Standard(IS2000)。この時はディスクブレーキの規格がややこしいことにまだ気づいていない。後で少し悩むことに。。(今買うならPost Mount(ポストマウント)規格の方が絶対おすすめ。)

このRahmen購入によって、完全にクロスバイク仕様になることが決定。本格的なロードバイクでは無く、いわゆるCyclocross Bike系にすることにした。
(ちなみに、Cyclocross:シクロクロス とは、ロードバイク競技者が冬などにトレーニング目的で始めた競技が始まりと言われるスポーツのジャンル。Youtubeで検索すると非常に激しいレースでびっくり。。リンクはこちら(Youtube)。)


2) Laufrad : 車輪
自転車の性格を決め得る大事なパーツ。
だけど、今回の価格設定では高級品には手が出せないので、今後の楽しみに取っておくとして、100€前後+黒系統+Nabe:ハブはShimanoで選択。
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・ Felge:リム・・・Roland 622-21
・ Nabe:ハブ・・・Shimano フロントHB-M629 / リアFH-M629
・ Felgenband:リムテープ・・・Kenda 20mm幅
・ Reifen:タイヤ・・・普段乗りを考えてセミスリックのSchwalbe CX Comp 28"×1.35
・ Fahrradschlauch:チューブ・・・Continental Tour28 28"×1.5(700×42B)
送料込みで計171,30€。


3) Lenker : ハンドル
今回のこだわりの一つ。ドロップハンドルにも憧れはあるけれども、気になっているブルホーンを選択。
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・ Lenker:ハンドル・・・Orion アルミ 幅440mm
・ Lenkerband:ハンドルテープ・・・Velo Gel入り
・ Brems-/Schalthebel:ブレーキ・シフトレバー・・・Micro Shift SB-R093 Road用 3×9
送料込みで計108,65€。
ブルホーン用のブレーキレバーもあるけど、シングルスピード用となりシフトレバーを別で取り付けることになるため却下。ブレーキレバーのスペースが若干ネックだがドロップハンドル用STIレバーを選定。MicroShiftはロード用変速機の台湾大手メーカー。Shimanoに比べるとお手頃価格。


4)Schaltgruppe : 変速機セット
一番重要となる変速機類。そしてフレーム、ホイールと並んで高級な部品。
出来ればShimano105(ロード用 中・上級モデル)が良かったが、だいぶいいお値段するので、今回はセット売りされていて手頃なALTUS(MTB用・初級モデル)で断念。。
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・ Kurbelgarnitur:チェーンホイール・・・Shimano FC-M371 48-36-26 175mm
・ Schaltwerk:リアディレイラー・・・Shimano RD-M370 9fach:段
・ Schalthebel:変則レバー・・・Shimano SL-M370 3×9
・ Umwerfer:フロントディレイラー・・・Shimano FD-M371-6 3fach Downswing
・ Kassette:スプロケット・・・Shimano CS-HG200
・ Kette:チェーン・・・SRAM PC951 9fach
以上セットで、送料込み計124,90€。

変速機についてはかなり妥協してしまったので、しばらくはこれを調整しながら使っていきつつ、Shimano 105シリーズへのグレードアップを計画していく予定。ちなみに105シリーズだと、だいたい変速機セットで600€ほど。。。高い。。


5) Bremse:ブレーキ
ディスクブレーキは初めてで、調べれば調べるほど調整が難しいという話が検索されることもあって、調整のしやすいものを選択。
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・ Bremssattel:ディスクキャリパー・・・Avid BB7 Road
・ Bremsadapter:アダプタ・・・フロント Shimano F180mm / リア Avid R160mm
・ Bremsscheiben:ブレーキディスク・・・Shimano フロントSM-RT53 / リアSM-RT63
送料込み計76,29€。(ディスクはホイールとセットで購入。)

ブレーキの最大の注意点は、ロード用かMTB用(Vブレーキタイプ)の2種類があること。ブレーキレバーと同じタイプにしないとブレーキの引き量が合わないのでうまくいかない。
また、取付についてもIS(International Standard)とPM(Post Mount)の2種類があるため、フレームに合わせる必要がある。今回は、ISのフレームにPMのキャリパーを取り付けたため、IS-PM変換用のアダプタが必要となった。


6) その他
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・ Bremskabel:ブレーキケーブル・・・Shimano Rennrad:ロードバイク用 Φ1,6
・ Bremsauβenhülle:ブレーキケーブルチューブ・・・Rot Φ5mm
・ Schaltauβenhülle:シフトケーブルチューブ・・・Schwarz
・ Pedale:ペダル・・・Aluminium
計30,80€。

ブレーキケーブルもブレーキのタイプに合わせてロードバイク用を選定。普通(MTBなど)のブレーキケーブルとは頭の形が異なる。


5.組立
組立がとにかく楽しくて、部品が来るたびに夜な夜な作業。ネット上にはいくらでも組立の情報があるので、ここではこだわった所を中心にご紹介。

1) ブルホーンハンドル加工・ハンドルテープ取付
ハンドルをブルホーン化しSTIブレーキを使用する場合、問題となるのがブレーキケーブルの取り回し。ハンドルテープで包んでしまう方法も一般的だが、よりすっきりさせたいためにハンドルにケーブル用の穴をあけて中を通す事にした。

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STIレバーを仮組して穴あけの位置をマーキング。

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あとは穴をあけていく。今回はDrillbohrer:(ハンド)ホールソーを購入し(もちろんe-bay)、ヤスリを使って目的の大きさに加工。

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ケーブルの通り方。

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穴を最終調整しつつSTIレバーの取り付け。ブレーキレバーを引いた時に引っ掛かりが無ければ問題なし。

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取り付け完了。続いてハンドルテープの取り付け。

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こういった小物は得意分野。若干強めに引っ張りながら巻いていくと良い。コーナーは巻きの太さが一定なるように重ね合わせ量を調整する。巻き方向は左右で逆にし、巻き数をなるべく合わせる。

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完成写真。(なお、中央部の結束バンドは一時的なもの。ハンドルテープの端を止めるビニールテープの粘着を安定させるために一晩固定。)


2) ディスクブレーキ鳴き止め、ブレーキ取付
ディスクブレーキのネックはブレーキ時の鳴き。いくつか対策がある中で、ブレーキパッドの面取りを実施。
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ブレーキパッドは柔らかいのでヤスリで簡単に面取りが可能。回転方向を確認して最初にあたる部分を面取りする。

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構造を確認しながら、カチッとするところまでしっかり取付。Avid BB7は両方のパッドを調整することが出来る。赤いダイヤルを回してブレーキパッドの動きを確認しておくと良い。

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ブレーキの取付は、ディスクに対してパッドが平行になるように合わせていく。両サイドのダイヤルを回して、タイヤを回転させた時に音がしないようにギリギリのクリアランスで設定していく。ブルホーンハンドル+STIレバーの場合、レバーとハンドルとの間隔が狭くなるので、出来るだけギリギリで設定するところが大きなポイント。
ディスクブレーキの調整はこちら(Google検索)参照。


3) 完成へ
その他、変速機類の取付を行い、細かい調整を行っていく。
変速機の調整はこちら(Google検索)を参照。

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最後にすべてのSchraube:ボルトをチェックして完成。


4) トータルコスト
今回、結局の総額は約630€。予定していた予算を大きくオーバーしてしまったが、、結構イメージに近い自転車が作れたのでひとまず満足。組立時から結構手を加えて作ったのですでに愛着がわいていて、良い相棒になってくれそうな予感。今後の長距離サイクリングが楽しみ。


6. 試走
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懸念された変速機類、ホイールのグレードの影響もあまり感じさせず、非常に軽い乗り味。フレームもかなりしっかり感があって、直進性もすごく良い。登りでは車体の重たさを感じてしまうところはご愛敬。筋力でカバーしよう。

早速、近郊の大好きな街"Sommerhausen"まで走り、イメージ写真の撮影。
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今後も色々とグレードアップをしていきつつ、ロードバイクを本格的に楽しんでいこうと思う。
あまりマニアックにならない程度に。。

さてさてどこに行く計画をたてようかな。