ベルギーのアントワープを出発して、オランダ国内へ。EURO Travel 2014 その4 〜ベルギー〜の続き。
Googleマイマップはこちら。
1.ロッテルダム、ユトレヒトを経由
Rotterdam:ロッテルダムで乗り換えて、宿泊地の Utrecht:ユトレヒト へ。
宿泊はユトレヒトのHostel "strowis"。秋の終わりなので日も短くて到着した時間には真っ暗。水路が流れるユトレヒト市内を歩いてみると、綺麗なイルミネーションで程よい過ごしやすそうな街、と言った印象。
そしてアムステルダムへ。
2.アムステルダム
最終宿泊地のアムステルダムへ。
観光用の地図や観光ルートはネットにたくさん落ちているけど、街の形的に位置関係を把握しやすいのでここでは特にお勧めのポイントのみ。個人的にゴッホ美術館とアンネフランクハウスは絶対おすすめ。地図右の「デ・ゴーヤー」はアムステルダム市内で現存する数少ない風車。(下の方に写真あり。)
レンガ造りの美しいアムステルダム中央駅。
ゴッホ美術館そばにある国立美術館。ここに写真でよく見る「I amsterdam」がある。ちなみに「I amsterdam」は中央駅裏手の川沿いにも。
アムステルダムと言えばやっぱり町中に張り巡らされている水路。街中は高い建物はほとんどなく、建物が結構密集している。水路にはたくさんのボートが係留されていて、一般の人の住居になっている。中にはホテルもあるらしい。
街には路面電車とバスがたくさん走り、さらにはたくさんの自転車が結構なスピードで行き交う。オランダはヨーロッパの中でも特に自転車大国で、ルールがしっかり決められているので街中を歩き回る時は決して自転車道に入り込まないように注意が必要(ドイツも同じだけど。。)。
ゴッホ美術館へ。ルーブル美術館などでも数点のゴッホの作品を見たけど、やはりここは素晴らしい。それほど広くはないけど、満足感はとてもあった。注意する点としては、非常に混むので事前にチケットをネット購入しておくこと。当日券だと3時間待ちとかも。チケット購入はこちら(ゴッホ美術館HP)へ。
次に向かったのがアンネフランクハウス。2014年はネット予約がほぼ不可だったので、当日券に並ぶことに。混んでいるのはわかっていたので閉館間近に行ったものの、それでも1時間ちょっとの待ち。現在はネットでの事前予約が可能なのでそちらをしておくべし。チケット購入はこちら(アンネフランクハウスHP)。
夜に水路を周る運河クルーズに参加。昼とは全く違ったアムステルダムを船からの目線で見ることができて、かなり綺麗。宿泊するなら是非お勧め。
なお、カナルクルーズに関する情報はこちらなどを参照。
3.ザーンセスカンス:Zaanse Schans
2日目は朝から風車で有名なザーンセスカンスにレンタルサイクルで向かうことに。
アムステルダム市内にはたくさんのレンタルショップがあるので時間に余裕がある場合は、是非是非自転車旅がお勧め。
もちろん、右側通行で自転車道を原則的に走ること。日本からくると交差点の自転車道のルートに戸惑うと思うけど、慣れてくるととてもスムーズなので楽しくなると思う。不安な方はヘルメットもレンタルした方が安全。
なお、レンタサイクル検索結果はこちら(Google検索)。
Googleマイマップはこちら。ザーンセスカンスまでは大体15km強。ゆっくり走っても1時間ちょいほど。途中にザーンセスカンスの看板があるわけではないし、1本道と言うわけでは無いので、GPSなどでチェックしながら地図を見ながら向かうことになる。とは言っても方向感覚がある程度ある方なら特に問題はない目的地。
まずは運河を渡る必要があるため、駅の北外れにあるフェリー乗り場へ。ドイツもそうだけど、あまり橋がないので、フェリーをうまく使おう。
運河のフェリーマップはこちら。自転車や歩行者は無料で乗ることが可能。
アムステルダム郊外の街並み。都会だからかマンションが多い。ただ、緑が非常に多くて大都会の雰囲気は全くない。生活しやすそう。
進むとだんだん湿地が広がってくる。そしてところどころには小さな風車もちらほらと。
多少迷って遠回りをしながら、、Zaanse Schansに到着。ここは保護区域になっていて、各地から風車が集められている。まずはインフォメーションで園内マップを。
オランダの古き良き田舎の街並みも保存されていて水路とのコンビネーションが本当に美しい。
園内は歩いて散歩ができるようになっていて、湿地をめぐることが可能。実際に農地や牧草地として使われているので、田舎の雰囲気を堪能できる。農地の奥に風車が並ぶ景色は最高。
いくつかの風車は実際に使われていて、その様子を見ることが可能。ここは木材をカットする風車。丸太を船で搬入し、風車の力でのこぎりを上下させてカットし、板として船で出荷する様子がすぐそばで体感できる。
こちらは塗料の粉を作っている風車。上に上がっていくと、木製の大きなギヤが複雑に絡み合い、風の力による回転力で大きなロクロを動かし、塗料を混ぜつつ粉砕している。上階の外に出ると、風の向きや力に合わせて風車の向きを変える作業を見ることもできる。間近で見ると羽根の迫力は想像以上。昔の人の知恵に関心出来ること間違いなし。
なお、ピーナツオイルを作る風車には日本人女性が住んでいて、そばのチーズ工房で働いている、と言う情報も。。
昔はこの地域だけでも100機以上の風車があったらしいが、現在でも現役の風車はかなり数少なくなっているとか。オランダと言えば風車だけど、現状は厳しそう。素敵な文化なので、是非是非今後も守っていってほしいなぁ、としみじみと感じた。
帰りに立ち寄ったのが、自然公園「Het Twiske」。広大な敷地内では、湿地や池、風車も数少ないけど見ることができる。
どこまでも平坦な景色。水が豊富で水鳥もたくさん。冬は、、、寒そうだなぁ。。秋だから人が少ないのか、、とにかくのどかで静かなHet Twiske。結構なお気に入り。
4.アムステルダムその他
オランダと言えばやっぱりチューリップ。街中の市場には野菜と並んでたくさんの球根が売られている。
あとは、オランダのチーズである「ゴーダチーズ」屋さんもたくさん。
そして、オランダのお菓子と言えばこちら。ストロープワッフル。ベルギーワッフルとは全く異なり、ペチャンコにして焼いたお菓子。間にはハチミツなどが挟まっていて結構甘い。。10枚セットとかで売ってるけど、、、正直1枚でいいかも。お店で焼き立てを1枚単位で買うのがお勧め。今回購入したのは「Sugar 'N Ice」。ちなみに、ドイツのスーパーでは普通に売られている。
アムステルダムを出発する前に最後にもう一度風車を見に。市内の外れにある「デ・ゴーヤー」へ。
歩き回ったし走り回ったし、存分に堪能できて最高の街だった。また来たい街の一つ。
10日間に及んだEUR旅行。濃密な旅を思い返しつつ、ドイツのフランクフルトへ向けてバスで帰路に。
EUR旅行 2014
・EURO Travel 2014 その1 〜London〜
・EURO Travel 2014 その2 〜フランス パリ〜
・EURO Travel 2014 その3 〜フランス パリ・ロワール地方〜
・EURO Travel 2014 その4 〜ベルギー〜
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