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ラインガウ地方の景色を存分に味わえる自転車道 "R3a" 。(写真は4月撮影)

ライン川沿いを走るライン川自転車道 "R3" は平たんで川沿いの景色を味わえる道である一方、"R3a" はこの地方に広がるブドウ畑の中を走り、点在する修道院や城を見ながらの道である。アップダウンはあるけど、のどかな景色を存分に味わえること間違いなし。

ライン川サイクリングロードについてはこちら"ライン川サイクリング その2 コブレンツ 〜 フランクフルト"参照。


1.自転車道のルート
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ワイン酒場とライン川下りで有名な "リューデスハイム" からヴィースバーデンの手前、Sekt;ゼクト(ドイツのシャンパン)の街"Eltville am Rhein(エルトフィレ)" まで続くサイクリング道で、山に近い丘を進んでいく。

途中には、有名な修道院が二つ。リューデスハイム郊外に建つ "聖ヒルデガルド女子修道院(アイビンゲン大修道院)"。そしてEltvilleに近い山沿いにはエバーバッハ修道院。そして城も二つほど。リースリングので世界的に有名な "Schloss Johanissberg(ヨハニスベルグ城)" と "Schloss Vollrads(フォルラッツ城)"。
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2.Rüdesheim;リューデスハイム
スタートはリューデスハイムの中心地、マルクト広場から。
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街を東へ進むと住宅街へ入っていく。自転車道を離れて坂を(結構)登っていくとブドウ畑の奥に見えてくるのが"Sankt Hildegard(聖ヒルデガルド女子修道院)"。

a. Sankt Hildegard;聖ヒルデガルド女子修道院(アイビンゲン大修道院)
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中世ヨーロッパ最大の賢者と呼ばれたヒルデガルド教会博士が対岸の街Bingen(ビンゲン)に建てた女性修道院が始まり。医学・薬草学に強く、現在でも自然系の化粧品や、有機の穀物、ワインなども作っている。(売店で購入できる。)歴史はwikiに譲るとして、レンガ造りの立派なたたずまいは遠目からも美しい。
売店やパン屋などに力を入れていて、観光客も多く訪れる様子を見ると、日本で言う経営を積極的行っている寺院の様な感覚を受けてしまうが、現在でも使われている修道院であり、教会では神聖な雰囲気を味わうことが出来る。
ツアー客が来る場所ではないようで、訪問客はヨーロッパの個人旅行者が中心。
眼下にはブドウ畑が広がり、悠々と流れるライン川、どこまでも続く丘。これぞラインガウの景色でとても美しい。


2.Geisenheim;ガイゼンハイム
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東へ進んでいくと隣町のガイゼンハイムへ。ワイン大学を横目に住宅街を抜けていく。

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そしてガイゼンハイムを抜けているころからチラチラ前方に見えてくるのがヨハニスベルグ城。

b. Schloss Johanissberg ; ヨハニスベルグ城
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このヨハニスベルグは、ドイツを代表するブドウの品種 "リースリング" で特に有名な畑として世界的に知られている。8世紀ごろ、カール大帝がこの山の雪がいち早く溶けることに着目し、ブドウ作りを推進した、という伝説も残っている。

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お城にあるワイナリーでは試飲することも可能で、ドイツワイン好きの方は是非訪れたいところ。レストランも併設されているので、カフェなどの休憩にいいかも。

菜の花の時期には、このような綺麗な景色にも出会えることも。
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3.ブドウ畑を進む
ヨハニスベルグ城辺りからはずーっとブドウ畑の中を進んでいく。
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そして、しばらく進むと見えてくるのが、フォルラッツ城。
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c. Schloss Vollrads ; フォルラッツ城
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ラインガウ地方ではかなり大きなブドウ畑を持つフォルラッツ城。こちらもヨハニスベルグに並んでとても有名なワイナリー。
そのほとんどがリースリングで、様々な種類のリースリングワインを試飲することが出来る。城の中庭も綺麗に整備されていて、一息がてら立ち寄りたい場所である。

フォルラッツ城を後にして、またしばらくブドウ畑の丘を進んでいく。
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緩やかなアップダウンが続く中、眼下に広がるのどかな景色が疲れを癒してくれる。

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古い壁を頻繁に見ることが出来るが、これらは1級のブドウ畑の境を示している場合は多い。壁に囲まれたブドウ畑を見つけたら、そこは歴史のあるブドウ畑とも言えるかもしれない。こういった壁沿いを走るのも趣深くて素晴らしいひと時。

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立派な壁を越えたところにあったのが馬小屋。雰囲気から察するに、競技用の調教なども行われている様子。なんとも景色にマッチした小屋と言うか雰囲気と言うか。。こういった雰囲気に急に出会えるのも自転車旅の魅力の一つだと思う。

d. Kloster Ebarbach ; エバーバッハ修道院
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山の方へ入っていったところに見えてくるのが、二つ目の修道院 " エバーバッハ修道院"。
林の中に作られたこの修道院も歴史は非常に長く、12世紀にシトー会によって創設されたものらしい。14世紀ごろの建物が今でも多く残り、質素ながら力強い雰囲気は息をのむ美しさ。
この辺りもラインガウのワイン造りにとても重要な役割を果たしてきたところで、フランスから技術を持ち込み、ラインガウで最も高度な技術を有していた時代もあったとか。18世紀初めにナポレオンによって修道院は解散させられてしまい、現在は国のワイン機関が管理している。
場所がら、観光客は少ないため、静寂の中の神聖な雰囲気は素晴らしいの一言。14世紀頃に建てられた建物内部の見学も可能。


4.Kiedrich ; キードリッヒ
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エルトフィレに下っていく手前にあるドイツではごくごく普通の住宅地。旧市街には木組みの家が並び、ドイツの田舎街の日常を感じることが出来るトコロ。こういった名も知らえていない綺麗な街を通り抜ける時、なんだか得した気分になるのは私だけではないはず。


5.Eltville am Rhein ; エルトフィレ アム ライン
キードリッヒから一気にライン川に向けて下っていった地点が、"R3a" 自転車道の終点、エルトフィレ。ライン川自転車道 "R3" に合流する。
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街のメインはなんといってもライン川沿いに建つエルトフィレ城。ここのバラ庭園は素晴らしく、6月ごろが見頃。

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旧市街も観光にお勧めで、木組みの家が多く並んでいて非常に美しい街。ドイツ国内では観光地としても有名である。自転車をどこかに停めて、細い路地などを歩き回ってみたくなる個人的に大好きな街の一つ。

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これが、ラインガウ地方を満喫できる自転車道 "R3a" 。アップダウンがあるので、多少の気合をもって臨んでみると、なかなか心地よい達成感も得られるちょうどいいルートではないだろうか。

ここから先はこちら"ライン川サイクリング その2 コブレンツ 〜 フランクフルト"に続き、東方向へ進んでいくとヴィースバーデンやマインツ、フランクフルトへつながっていく。

5月ごろからは新緑や花、夏は生い茂るブドウ畑と青い空、秋はたわわに実るブドウ畑やリンゴなどの秋の味覚が楽しめるラインガウ自転車道 "R3a"。とってもとってもおススメである。