しばらく更新が滞っていた間に色々と状況が変化しました。
2021年3月に日本へ帰国。
コロナが蔓延し、大学の授業に混乱が生じたため、色々と将来を考えて大きな決断をすることに。
日本へ帰国して自分のワイナリーを持とう、と。
フランケンワインに惚れこみ、渡独を決断。それから8年程のドイツ生活。
当初はビザを得るために奮闘した時期もあったり、予定にもなかった寿司職人を本格的に経験したりしつつも、最終的には目標であったドイツワインの世界に飛び込み3年半。
大学と現地のワイナリーで本当に貴重な経験させてもらうことが出来て、とても満足できるドイツ生活であった。
このまま大学を卒業し、ドイツで醸造家としての生活を行うことも考えていたが、自身の両親への想いもあったり、将来的な事を考える中で、いずれは日本へ戻ることも候補にあがってきていた。
そこへのコロナ。
そんな状況下で、幸運なことに人生の伴侶とも出会うことが出来、日本に戻って夢の続きを追い求める決断に至った。
2022年現在は、実家からも程よく近い岡山県総社市に夫婦で住み、岡山のワイナリーにてブドウ栽培・ワイン醸造の仕事を行いながら、ワイナリーオープンの準備を進めている。
このように宣言していましたが、、買いブドウでのワイナリー立上げをやめ、自分で育てたブドウでのワイン造りを目指すため、予定がだいぶ変わってきています。
現時点での予定はこちらを参照下さい。
岡山を選んだ理由は、元々瀬戸内(広島)育ちなこともあり、環境が穏やかな瀬戸内に住みたいと考えていたこと。そして、ブドウ栽培の歴史のある場所が、新規立ち上げにおいて、とても有利なのではないかと考えたこと。
総社のテロワール(気候・土地・環境)に適したブドウ品種を減農薬で栽培し、ドイツ・ラインガウで学んだ手法でドイツワインを感じられる自分なりのビオワインを醸造する。
そんな想いを詰め込んだ夫婦二人の小さな小さなワイナリー。
日本のワイナリーで働いていると、ドイツとの違いがとても大きいことに気付かされる。
例えば、ブドウの病気。高温多湿な時期には、ドイツでは考えられなかったスピードで病気が広がる。その気候の影響で害虫も多いし、雑草の成長スピードがものすごい。
畑を管理する機械も異なり、規模の小さなワイナリーでは機械化は難しく、膨大な量の手作業が発生する。そして醸造においては、温度管理の重要性はもちろんの事、資材がとにかく高い。
違いを挙げればキリがないが、だからこそ一つ一つ自分なりの対処法で乗り切ることで、より自分らしいワインを作り上げることが出来るのではないかな、とも思ったりしているし、そういった事が元々好きな性格なので楽しみでしかない。
しばらくは、現在のワイナリーでお世話になりながら、日本のワイン事情を学び、並行して土地探しや資金の事も考えてマイペースに進めていこうと思う。
今後はワイナリー立ち上げの様子をアップしていく予定。
(たまにドイツ時代の記事の更新などもやるかも。。)
P.S. この沈黙の期間の間に、いくつもの暖かいメッセージを頂きましてありがとうございました。ネットでドイツ語で調べることはできるので、引き続きドイツの質問にも答えていきますので何かあればメッセージやコメントをお待ちしてます。



コメント
コメント一覧 (7)
数ヶ月前から、とある理由からデメターワイナリーで働き始めたのですが、そこで初めてPiwis(pilzwiederstandsfahige Rebsorte)というものを知りました。
記事にあるような日本の湿気の多い気候にも適応し得るかもしれません。
ブドウ栽培には詳しくありませんが、ドイツでは(きっと日本でも?)古くからの伝統品種や製法が大事にされ、消費者からも求められている印象があります。
そんな中で昨今の気候変動もあり、Bio−Pioneersの後継者は自分達もPioneerであることを求められている印象があります。
既にご存知の情報かもしれませんが、"Piwis-Projekt"私はとっても面白いと思ったのでコメントさせて頂きました。
コメントありがとうございます。
ドイツで働いてらっしゃるとのことで、日本の暑い夏を経験すると、ドイツの気候がとても羨ましくなります。
デメターのワイナリーとのことで素敵ですね!!もし良かったらワイナリーの名前を教えてください!
コメントに頂いたPiwisですが、ドイツでワイン醸造の見本市や大きめのワインイベントに行くと必ずと言っていいほど出品されてました。かなり重要視されていることを感じました。
日本でも品種改良はかなりされてますが、生食用ブドウがほとんどで、ワイン用ブドウの品種改良は活発ではないように感じます。
その土地の気候や地質にあった品種をいかに選ぶか、それは今後の気候変動を考えたらマスト項目だと感じてます。
コメントを頂いて、改めてその重要性に気付かされます。
EUのbio (出来ればbiodynamics) 基準を目指してやっていこうと思っているので、ワイナリー立ち上げはまだまだ先ですが、時々覗いてもらえるとうれしいです。今後ともよろしくお願いします。
お久しぶりです。2017年にヴュルツブルクでお会いしたケンタウルです。
覚えていらっしゃるでしょうか?日本に帰国されていたのですね。しかもワイナリーもオープンとは素晴らしい!応援してます!
当時自転車で案内していただいた際に購入したワインは開けるタイミング逸してしまい、じつはそのまま部屋に飾っています。道すがら食べたMirabellenの味も懐かしいです。これから時々覗かせてもらいますね。
ヴッパータールにワインを送っていただいたやまさきです。
ご結婚おめでとうございます!
コロナや戦争で暗いニュースばかりでしたが、のっちさんが素敵な伴侶を見つけられ、ワイナリーをオープンされるとのこと、非常に嬉しく明るい気持ちにしていただきました。
是非日本、ドイツ、またはどこかの国でお会いしましょう。
ワイナリー立ち上げの様子も楽しみにしています!
コメントありがとうございます。ご無沙汰してます!
Sommerhausenまでサイクリングしましたね。私の好きな街を紹介出来てうれしかったことを覚えてます。Mirabellenも美味しかったですね!
日本ワインの盛り上がりはここ最近素晴らしいものがありますし、どんどん美味しいワインを作りだすワイナリーも増えてます。ドイツワイン系となると寒い北海道や長野になりますが、ここ岡山でどういったものが造れるか、自分自身とても楽しみです。
マイペースでやっていきますので今後ともよろしくおねがいします!
返信有難うございます!
私はLandwirtschaftを専門に学び働いてきたのでブドウ栽培は畑違いですが、ワインを取り巻く文化の多様性に日々魅せられています。
Weingut Schönhalsという農場です。
南ドイツのデメター野菜農家で職業訓練を受けてGärtnerinになった戦友が、岡山県出身で家族で就農しました。
日本の中でも特に日照時間が長い県で、気候も穏やかで桃でもブドウでもいくらでも生るから、人ものんびりしている、と聴きました。
そんなワイン栽培にもポテンシャルのある場所での就農を目指すのっち茸さん、とても頼もしいと思います。
もしバイオダイナミック関係で質問などありましたら、お気軽にお声かけください。
コメントとお祝いの言葉まで頂いて恐縮です。
トイツでお会いしたかったのですが、日本でドイツ的なワインを作りますので、その時は是非是非飲んでいただきたいです。
ドイツへも時々行くつもりですので、どちらかでお会いしましょう!!
まずはオープンに向けてしっかりと進めていきます。時々更新していくので、また寄ってみてください!